日立システムズとマイクロソフトが提携、新クラウドサービス提供へ

日立システムズは「Microsoft Windows Server 2012」の仮想化機能「Hyper-V」を使った5種類のクラウドサービスを提供する。

» 2012年09月26日 21時03分 公開
[ITmedia]

 日立システムズと日本マイクロソフトは9月26日、クラウドサービス事業で提携すると発表した。これに基づき、日立システムズは「Microsoft Windows Server 2012」の仮想化機能「Hyper-V」を使ったクラウドサービスを同日から提供する。

 新サービスは以下の5つ。それぞれ日立システムズと日本マイクロソフトが共同で営業・マーケティング活動を行っていく。

コミュニケーションシステム クラウドサービス

 日本マイクロソフトのコミュニケーション支援製品「Exchange」「SharePoint」「Lync Server」を組み合わせ、顧客の個別要件に対応するコミュニケーション環境を構成し、クラウドで提供するというもの。

仮想化クリニックサービス

 顧客の既存のサーバ環境からデータを収集・分析し、Hyper-Vを導入した場合の効果を具体的に数値化、レポーティングするというサービス。

Hyper-V プライベートクラウド構築サービス

 Hyper-VとITシステムの統合管理製品「System Center」を利用し、顧客企業内にプライベートクラウド環境を構築するためのサーバ、ストレージ、ソフトウェア、導入サービスをパッケージ化して提供するというもの。

オンサイト型リソースオンデマンドサービス

 顧客が物理サーバやソフトウェアを用意することなく、クラウド経由でそれらの機能を利用できるようにするサービス。これまでも同様のサービスを提供していたが、新たにHyper-Vに対応した。

BusinessStage仮想デスクトップサービス

 日立システムズのデータセンター内に顧客ごとのデスクトップ環境を構築し、クラウドサービスとして提供するというもの。デスクトップ仮想化にはシトリックスのアプリケーション仮想化/配信ソフト「XenApp」を利用する。

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