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» 2012年09月27日 18時10分 UPDATE

The Microsoft Conference 2012 Report:日本のあきらめムードをITで吹き飛ばす マイクロソフト・樋口社長

景気低迷などで“非”活性化する日本企業を何とかしたい――。日本マイクロソフトの樋口社長は「Windows 8」など新製品ラッシュをきっかけに、こうした状況に風穴を開けたい考えだ。

[伏見学,ITmedia]

 日本マイクロソフトは9月27日〜28日の2日間で、同社の最新技術やサービスなどを紹介する年次イベント「The Microsoft Conference 2012」を開催している。初日のオープニングキーノートには樋口泰行社長が登場。スマートフォンやソーシャルメディアなどコンシューマーの世界における最先端ITの活用、いわゆる“コンシューマライゼーション”(ITのコンシューマー化)が進む中、マイクロソフトは日本企業に対しどのような貢献ができるか。その取り組みについて樋口氏が力強く語った。

ITが経営を変える

日本マイクロソフトの樋口泰行社長 日本マイクロソフトの樋口泰行社長

 顧客に親しまれて尊敬される企業、パートナーとの密な協業を推進できる企業、自己成長を実現できる企業――。こうしたスローガンを社長就任当初から掲げる樋口氏は、社長を務めてから間もなく4年半が経とうとしている。これまでを振り返り、「少しずつ顧客から信頼され、認められる存在になっているという実感がある。最近では“外資系企業のイメージがない”と言われることも増えた。日本で尊敬される企業を目指していた我々にとって、これは最上の褒め言葉である」と樋口氏は述べる。

 その一方で、日本企業を取り巻く経済環境は厳しい。「今、日本は“非”活性化している。世の中の変化に対して鈍感で、あきらめムードがある。競争力を高めるためにもっとスピード感を持って活性化しなければならない」と樋口氏は語気を強める。そのための起爆剤となるのがITだという。

 では、ITが何を実現するのか。樋口氏によると、ITは企業のイノベーションを支えてきたが、今後はITが人を変え、経営そのものを変えていくのだという。例えば、社内の活性化や業務改革において、従来、日本企業は大部屋制度や若手タスクフォース、人事交流、キャリアチェンジなどの施策をとってきた。「これからは人と人とが物理的な化学反応を起こすことに加え、ITを活用した電子的な施策が大切になってくる」と樋口氏は話す。

 具体的なソリューションとして、マイクロソフトのコミュニケーション統合製品「Microsoft Lync」を紹介する。Lyncとは、メールやチャット、音声通話、ビデオ会議、スケジュールなどさまざまなコミュニケーション機能を統合したシステムで、社内活性化や業務効率化、さらには災害対策などを目的に企業からの引き合いが強まっているという。日本マイクロソフト自身も東日本大震災が発生した際に、社員のコミュニケーション基盤としてLyncが活躍した

Windows 8などで日本を元気に!

 現在、企業におけるITは大きな転換期を迎えている。1つはコンシューマライゼーションの進展、もう1つはクラウドコンピューティングやビッグデータの登場により企業のバックエンドに奥行きができたことにあるという。「ITの活用領域がどんどん広がっており、CIO(最高情報責任者)の役割も多岐にわたっている」と樋口氏は現状を説明する。このように、ビジネスとコンシューマーの境目がなくなりつつある状況にあって、マイクロソフトが提供する製品やサービスはそのすべてをカバーするとしている。

 加えて、今年度は新OS「Windows 8」やサーバOS「Windows Server 2012」、次期バージョンのOffice製品をはじめ最大規模の製品リリースを行うことでラインナップをより強化し、顧客に対してさらなる価値をもたらす考えだ。「市場を爆発させたい。特にこの3つの新製品で日本を元気にしたい」と樋口氏は意気込んだ。

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