NEC、スマートデバイス向け業務アプリ構築基盤を開発 開発時間を15%短縮

NECは、新開発のスマートデバイス向け業務アプリケーション構築基盤を活用し、法人向けSIサービスを強化する。

» 2012年10月24日 19時28分 公開
[ITmedia]

 NECは10月24日、新開発のスマートデバイス向け業務アプリケーション構築基盤「SystemDirector Enterprise for Smart Device」を活用し、法人向けSIサービスを強化すると発表した。

 SystemDirector Enterprise for Smart Deviceは、1つのソースコードをベースに複数のモバイル端末やOSに対応するアプリケーションを作成できるという開発基盤。カメラやGPSといった端末の機能との連携部や、プリンタやスキャナなど各種デバイスとの連携部を、OSに依存しない共通のアプリケーションとして開発することで、機種ごとにアプリケーションを構築する場合と比べて開発時間を約15%短縮できるとしている。

 開発時間の短縮のほか、アプリケーション更新作業の簡素化による保守性の向上も見込めるという。また今後は、マルチデバイスに対応可能なソースコードを設計書から自動生成するジェネレータ機能も提供する予定だ。

 NECは、同基盤をクラウド型ソフトウェア開発環境「ソフトウェアファクトリ」上に展開し、2012年度下期からグループ企業内で利用している。これを顧客向けにも提供することで、企業における従業員の個人保有端末の業務利用(BYOD)などを支援するとしている。

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