Google、Motorolaのローカルサイトを閉鎖

Motorola Mobilityの多数のローカルWebサイトが閉鎖され、米国サイトに誘導されるようになった。訪問者へのメッセージには、事業とサポートシステムの合理化のためとある。日本のWebサイトは現在のところまだ存続している。

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Googleが、傘下のMotorola Mobilityのアジア、欧州、中東・アフリカなどのWebサイトを閉鎖した。これらのサイトにアクセスしようとするとメッセージが表示され、米国サイトに誘導される。

アジア地域のMotorola Mobilityサイトにアクセスしようとすると表示されるメッセージ

　メッセージには、「われわれは事業およびサポートシステムを合理化しており、残念ながら＜Webサイトが閉鎖された地域＞のWebサイトの運営を終了しました。サポートページは今後も運営します。現行製品に興味のある方は、こちら（米国サイトへのリンク）を御覧ください」とある。

　なお、日本のWebサイトはまだ存在するが、将来的になくなる可能性もある。

日本のMotorolaサイト

　Googleは5月に約124億ドルでMotorola Mobilityを買収した。同社はMotorolaの全社員約2万人の20％を削減する計画だ。Googleの7〜9月期決算では、Motorolaのリストラ関連コスト、3億5000万ドルを計上している。