日本IBM、Power Systemsのエントリーモデルを拡充

POWER7+プロセッサを搭載したサーバ製品「IBM Power Systems」の新ラインアップを日本IBMが発表した。

» 2013年02月06日 11時37分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは2月6日、POWER7+プロセッサを搭載したサーバ製品群「IBM Power Systems」の新製品を発表した。エントリーおよびミッドレンジモデル8種を同日より販売開始した。

IBM Power 760 IBM Power 760

 新たに提供するのは、中規模ビジネス向けモデルの「IBM Power 760」「IBM Power 750 Express」、エントリーモデルの「IBM Power 710 Express」「IBM Power 720 Express」「IBM Power 730 Express」「IBM Power 740 Express」、OSにLinuxを採用したモデルの「IBM PowerLinux 7R1」「IBM PowerLinux 7R2」。新製品は、CPU内蔵のeDRAM L3キャッシュサイズを2.5倍に増強したPOWER7+を搭載することで、POWER7搭載モデルよりも最大90%高速に処理が可能となるほか、仮想化技術「PowerVM」の改良により、1プロセッサ・コアあたりの最大仮想サーバ数が2倍となった。

 Power 760は、5Uのラックマウント型サーバに48コアまで搭載できるため、複数台のx86サーバで処理していた業務を集約し、高い可用性を実現するとともに、消費電力、設置スペース、運用管理工数、プロセッサごとに課金されるソフトウェアのコストなど、ITコスト全体の低減を図れるという。

 スペックおよび最小構成価格について、Power 760は、最大メモリ2048ギガバイト、最大HDD(内蔵)5.4テラバイトで774万5800円(税別)、Power 750 Expressは、最大メモリ1024ギガバイト、最大HDD5.4テラバイトで483万1700円、Power 740 Expressは、最大メモリ1024ギガバイト、最大HDD7.2テラバイトで238万8700円、Power 730 Expressは、最大メモリ512ギガバイト、最大HDD5.4テラバイトで136万5300円、Power 720 Expressは、最大メモリ512ギガバイト、最大HDD7.2テラバイトで94万5300円、Power 710 Expressは、最大メモリ256ギガバイト、最大HDD5.4テラバイトで83万7700円、PowerLinux 7R1は、最大メモリ256ギガバイト、最大HDD5.4テラバイトで97万7200円、PowerLinux 7R2は、最大メモリ512ギガバイト、最大HDD5.4テラバイトで153万3600円。

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