ライオン、メインフレームの基幹アプリをオープン環境に全面移行導入事例

日本HPのサービスを利用して移行資産を約半分に減らすことができたという。

» 2013年03月28日 12時02分 公開
[ITmedia]

 ライオンがメインフレームで運用していた基幹アプリケーションをオープン環境に全面移行させた。これを支援した日本ヒューレット・パッカード3月28日に発表した。

 ライオンでは、業務の高度化や経営環境の変化への対応力を強化する目的で、メインフレームの基幹業務システム全体をオープン環境に移行することを決定。2008年に着手し、2009年にはメインフレーム上で稼働していたサブシステムの8割を移行した。残り2割は再構築することになり、日本HPの「アプリケーションモダナイゼーションサービス」を利用して既存資産を約3カ月かけて調査・アセスメントを実施した。その結果、不要な資産を整理して、移行資産を約半分に減らしたという。

 移行作業は2010年2月に開始し、x86サーバ上の仮想環境で稼働するLinuxベースのオープンホスト環境を構築。ここにメインフレームでの資産を移行した。2011年末には、並行稼働テストがスタートし、2012年夏に全てオープン環境による基幹業務システムを完成させた。

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