トレンドマイクロのサーバ用セキュリティ製品、最新版でVMの脆弱性対策を強化

トレンドマイクロは、サーバ向けセキュリティ対策製品の最新版の受注を6月から開始する。

» 2013年05月07日 15時26分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは5月7日、サーバ向け統合セキュリティ製品の最新版となる「Trend Micro Deep Security 9.0」を発表した。製品の受注を6月10日に開始する。

 Trend Micro Deep Securityは、サーバの脆弱性対策や変更監視、セキュリティログ監視、ウイルス対策などのセキュリティ対策機能を1つのソリューションとして提供する製品。サーバにエージェントをインストールして保護するエージェント型と、ヴイエムウェアが提供するAPI「VMware vShield Endpoint」と連携してエージェントレスで仮想マシンを保護するタイプの2種類がある。

 最新版製品ではエージェントレス型の「Trend Micro Deep Security Virtual Appliance」において、複数の仮想マシンの脆弱性を自動的に保護する機能を搭載した。製品が仮想マシンの脆弱性を検出すると、その脆弱性を解消する修正プログラムが提供されるまで、脆弱性の悪用攻撃を遮断する「仮想パッチ」を適用する(利用にはvSphere5.1が必要)。

 またウイルス検索機能を拡張し、変更があったファイルのみを検索するようにして、システムの負荷を軽減するようにした。Deep Securityの管理ツール「Deep Security Manager」の管理コンソールと、アマゾンウェブサービスの「AWS Management Console」やヴイエムウェアの管理ツール「VMware vCloud Director」とも連携して、物理や仮想、クラウドといった環境のセキュリティ状態を一元的に管理できるようになった。

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