レッドハット、JBossミドルウェアの新ラインアップを発表

「Red Hat JBoss Fuse」と「Red Hat JBoss A-MQ」をミドルウェア製品群に追加し、エンタープライズ向けインテグレーションおよびメッセージング機能を強化する。

» 2013年05月23日 18時14分 公開
[ITmedia]

 レッドハットは5月23日、ミドルウェア製品群に「Red Hat JBoss Fuse」および「Red Hat JBoss A-MQ」を追加したことを発表した。これら製品は2012年9月に買収したFuseSourceの技術がベースで、同社のエンタープライズ向けインテグレーションおよびメッセージング機能を強化する。

 エンタープライズサービスバスのRed Hat JBoss Fuseは、人気の高いCamelなどのApacheプロジェクトに基づくエンタープライズ向けのインテグレーションパターン・フレームワークとなるもの、インテグレーションの導入時間をより短縮できるという。Red Hat JBoss A-MQは、主にApache ActiveMQプロジェクトをベースとしており、標準規格に基づく高性能なメッセージング基盤を提供する。

 両製品の追加によってインテグレーションおよびメッセージング基盤が強化される。同社は、両製品に共通する新機能として、直観的で使いやすいドラッグ・アンド・ドロップ式の統合開発環境、「Apache Karaf」によるアプリケーションとコンポーネントの配備のための軽量コンテナ、「JBoss Operations Network」によるネットワーク全体にインストールされた「Red Hat JBoss Middleware」用の管理および監視機能の拡張、Fuse Fabricによる分散コンテナの集中管理などが特徴だとしている。

 Red Hatのミドルウェア事業担当 バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャのクレイグ・モジラ氏は、「企業はCamelおよびActive MQを安心して使えるようになる。エンタープライズ向けのインテリジェントなインテグレーションプラットフォームを提供していく」とコメントしている。

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