Web閲覧でのマルウェア検知が日本で急増、カスペルスキーが注意喚起

6月下旬から「Trojan-Downloader.JS.Iframe.deg」というマルウェアの検知が増え、日本と米国で顕著に増えているという。

» 2013年07月05日 15時49分 公開
[ITmedia]

 カスペルスキーは7月5日、Webサイトの閲覧が原因とみられるマルウェアの検知が6月下旬から急増しているとして、注意を呼び掛けた。検知数は日本と米国で際立って多い状況となっている。

 同社によると、このマルウェアの名称は「Trojan-Downloader.JS.Iframe.deg」。同社ユーザーでの検知は6月25日ごろからみられるようになり、同30日には最も多く検知報告が寄せられた。7月1日以降は減少している。

 検知した地域は日本と米国が900件以上と多く、インドやドイツでも500件以上の報告がある。

「Trojan-Downloader.JS.Iframe.deg」の検知地域(カスペルスキーより)

 同社は、一般のWebサイトに何らかの方法で悪意のあるIframeが挿入され、Webサイト訪問者がマルウェアに感染していると解説。「事前に危険なサイトだと気づくのは難しいが、OSのアップデート、アプリケーションのアップデートをきちんと適用し、アンチウイルス製品を最新の定義データベースに更新することが感染を防ぐための第一歩」とアドバイスしている。

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