日本HP、オールフラッシュストレージを投入

大容量データの高速処理ニーズに対応するというHP 3PARストレージの新モデル「HP 3PAR StoreServ 7450」と、データ重複排除ソフトウェアの「HP StoreOnce VSA」を発表した。

» 2013年07月12日 14時51分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは7月12日、企業向けストレージの新製品となるオールフラッシュモデルの「HP 3PAR StoreServ 7450」と、仮想アプライアンスで動作する重複排除バックアップ向けソフトウェアの「HP StoreOnce Virtual Storage Appliance(VSA)」を発表した。

 HP 3PAR StoreServ 7450は、フラッシュに最適化されたスケールアウトが可能なアーキテクチャとコントローラ、ソフトウェアを採用。2ノードおよび4ノードの2モデルがあり、SSDでは100GB SLC/200GB SLC、400GB MLCをラインアップする。既存モデルのHP 3PAR StoreServ 7400の同等構成に比べ、処理性能は40%増の55万4000IOPS(レイテンシーは0.7ミリ/秒)になった。価格性能比では60%アップさせたという。性能QoSの機能ではテナントやアプリケーションごとにサービスレベルを設定できるほか、保存データの暗号化も可能。OpenStack準拠のオーケストレーションに対応する。

 HP StoreOnce VSAは、VMware5.x上で仮想ストレージアプライアンスとして動作するソフトウェア。商品としては、10テラバイトまでの重複排除バックアップストレージの3年間の使用権を提供するものとなる。HP Data ProtectorやSymantec NetBackup/BackupExec、Veeamの各バックアップソフトをサポートし、HPのバックアップアプライアンス「HP StoreOnce Backup」と連携できる。

 HP 3PAR StoreServ 7450の販売価格は最小構成で1407万4200円から、12日に発売した。HP StoreOnce VSAの価格は47万2500円で23日に発売する。

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