Oracle、MySQL DBの開発・管理ツールの最新版を公開

MySQL Workbench 6.0では新GUIの採用やデータベースの開発、管理を効率化するための機能強化が図られている。

» 2013年08月13日 12時07分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは現地時間の8月12日、MySQLデータベースの開発、設計、管理を行うためのソフトウェアの最新版となる「MySQL Workbench 6.0」をリリースした。GPLに基づく無償のCommunity Editionと有償版のEnterprise Editionの2種類を提供する。

 MySQL Workbenchは、データモデリングやSQL開発、サーバ設定やユーザーの管理、マイグレーションなどの機能を搭載する統合型ツール。最新版ではGUIを再設計したことで、データベースの管理や開発における複数のタスクを統合できるようにしたという。

 新機能ではクエリ結果を列/値ペアリストで視覚化する縦型表示モードや、外部キーの参照行を削除するDELETEステートメントの作成タスクを自動実行するDELETEステートメント・ジェネレータなどを搭載するほか、スキーマ監視機能ではスキーマに含まれる全てのオブジェクトの詳細を表示するビュー・セットやANALYZE、OPTIMIZE TABLEなどのテーブル管理の操作を容易に行えるようにした。サーバのステータス表示機能も改善している。

 さらに、Enterprise Editionでは進行中のバックアップのセットアップや実行、スケジューリング、表示と復元を自動化する「MySQL Enterprise Backup管理GUI」や、MySQL Enterprise Auditで生成された監査データを参照、分析する監査ログ監視機能を提供する。

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