NEC、スケールアウト型データベースソフトをAWSに対応

NECは、データベースソフトウェア「InfoFrame Relational Store」のクラウド対応強化を行った。

» 2013年08月28日 19時13分 公開
[ITmedia]

 NECは8月28日、スケールアウト型データベースソフトウェア「InfoFrame Relational Store」のクラウド対応強化を行い、アマゾンウェブサービス(AWS)用の新たなライセンス提供を開始すると発表した。

 InfoFrame Relational Storeは、データ量の増大に対してキーバリューストアを使用することで、柔軟なシステム拡張を実現している。高速トランザクション処理とRDBと同様のSQLによるアクセスを実現したビッグデータ活用に適したデータベースソフトウェアという。今回の強化はユーザーニーズの強いクラウド対応を図り、AWSでの稼働を可能にした。

 これによって、サーバの追加や削除にサービス無停止で対応できるInfoFrame Relational StoreによるデータベースをAWS上で使用できる。代表的な構成では従来に約2週間かかった準備期間がわずか1時間に大幅短縮される。データの総量や処理量が急激に増加した場合でも、AWSを使用することでサーバの手配やシステム変更への対応など、費用と時間を最小限に抑えることができ、InfoFrame Relational Storeの強みを生かせるとしている。

 最少構成による小売価格は、月額ライセンスが3万5000円(税別)から、AWSインスタンス単位ライセンスは100万6000円(同)から。日本国内向けは9月末、海外向けは10月末からの提供を予定している。

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