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» 2013年09月25日 16時08分 UPDATE

x86サーバ仮想化を導入済みの企業の9割、バックアップの課題に直面――IDC調査

IDC Japanは、x86サーバの仮想化環境におけるデータ保護手法の実態についてのアンケート調査結果を発表した。

[ITmedia]
idc0925.gif x86サーバの仮想化環境への移行で顕在化したバックアップの課題(上位項目) 出典:IDC Japan

 IDC Japanは9月25日、x86サーバ仮想化環境におけるデータ保護手法の実態調査結果を発表した。

 同調査はx86サーバ仮想化を本番環境で導入済み、もしくは導入予定の国内企業415社を対象に、仮想化環境のストレージ利用状況やデータ保護運用状況と課題、今後の投資意向などを解明するため、IDCが実施したアンケート調査の結果を分析している。

 それによると、x86サーバ仮想化を本番環境で導入済みの国内企業のうち、約9割の企業がバックアップ課題を抱えていることが判明した。課題として最も回答率が高いのは「バックアップ所要時間の増加」。特に従来型のバックアップ手法を仮想化移行後も継続利用している企業で目立つという。また、バックアップ所要時間が増加したことで、全てのデータをバックアップすることができず、データ保護レベルが低下している企業が存在することも明らかになっている。

 アンケート調査では中〜大規模の仮想化環境を構築する企業において、「バックアップ成功率の低下」や「仮想マシン単位のバックアップ/リカバリー運用が困難」など、複数の特徴的な課題を抱えていることが明らかになった。こうした企業では、現在のバックアップ手法から自社の仮想化環境や規模に適したバックアップ手法への変更を検討していくものと考えられるという。

 ストレージシステムズ シニアマーケットアナリストの高松亜由智氏は、「仮想化導入後に物理環境を前提とした従来型のバックアップ手法では解決しえない課題や、仮想化環境ならではの課題に直面する企業は多い」と指摘。「x86サーバ仮想化の移行に際しては、サーバの効率的運用だけでなく、ストレージやバックアップ運用の効率化も考慮に入れるべき」とコメントしている。

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