米国で11月15日に発売されたソニーのプレイステーション 4を、ガジェット修理を手掛けるiFixitが解剖し、HDDや部品のメーカーをリポートした。
スマートフォンやタブレットの分解リポートで人気の米iFixitは11月15日(現地時間)、米国で同日発売されたソニーの「プレイステーション 4」(PS4)の分解リポートを公開した。iFixitは主に米Appleの製品の修理を手掛ける企業だ。豊富な写真が楽しめるリポートはこちら。
ソニー・コンピュータエンタテインメントが6月にPS4を初披露した際に換装可能だと認めた500Gバイトの内蔵HDDは、ノートPCなどで採用されている標準的な2.5インチのSATAドライブ。ソニーがFAQページで説明しているように、厚さ9.5ミリ以下で容量160Gバイト以上のドライブであれば換装できる。iFixitが分解した個体のHDDはWestern Digital傘下のHGST製だった。
マザーボード上にはSCEI製のSoC、CXD90026G(AMD"Jaguar"、8コア+AMDのRadeonベースのGPU)、Samsung Electronics製RAM、Macronix製Flashメモリ、Marvellのイーサネットコントローラー、パナソニックのHDMI通信LSIなどが載っている。
恒例の“修理しやすさ”の評価は10点満点の8点。マイナスポイントは、ヒートシンクが電磁シールドプレートと一体化していて冷却ファンの取り出しが困難な点と、電磁シールドプレートが(チーズおろし器のように)鋭利で指を傷つけやすい点。ちなみに、先代の「プレイステーション 3」(PS3)の修理しやすさは7点だった。
PS4の日本での発売は来年2月22日で、価格は4万1979円だ。
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