ソニー・コンピュータエンタテインメントは6月10日(現地時間)、年末商戦向けに発売を予定している次世代据え置き型ゲーム機「プレイステーション 4」(PS4)の本体を披露した。
価格も明らかにされ、米国価格は399ドル。欧州は399ユーロ/349ポンド。日本国内に関する情報は後日改めて告知するという。
ゲーム見本市「E3」(米ロサンゼルス)に合わせて開いたプレスカンファレンスで公開した。2月の発表時はプロセッサなど一部スペックやタッチパッド付き専用コントローラなどを公開していたが、本体デザインは明らかにされていなかった。
本体は4つのブロックに分かれ、「連結部に理想的な幅を持たせて生み出した空間内に、ディスクスロット、ボタン類、電源ランプ、通風孔を集約して配置することで、平面と直線の美しさが際立つ意匠を施しました」という。電源ボタンを押すと本体正面に直線上に伸びる電源ランプが青色に淡く光る。縦置き・横置き時とも電源ボタンの操作やディスクの出し入れなどが用意で、背面のケーブル類が目立たないように前後に傾斜を付けているという。
「自然に溶け込むシンプルかつモダンな造形美は、ブラックを基調とした光沢とマットのコントラストと相まって、次世代のコンピュータエンタテインメントシステムに相応しい洗練された上質感を表現しています」(同社)
内蔵HDDは500Gバイト。ユーザーが換装可能か、という質問に対しSCE Worldwide Studiosの吉田修平プレジデントは「イエス」と答えている。
ソフトは「ファイナルファンタジーXV」「キングダムハーツ III」(スクウェア・エニックス)など110タイトル以上が発売予定。
中古ソフト対策が注目されていたが、一切の制限はないことが明らかにされた。ソフトの起動時にオンライン接続は不要という。
ライバルとなる米Microsoftの次世代機「Xbox One」は11月に米国価格499.99ドルで発売されることが発表されている。
PS4のスペックは以下の通り。
説明 | |
---|---|
型番 | CUH-1000Aシリーズ |
CPU | x86-64 AMD"Jaguar"、8コア |
GPU | 1.84TFLOPS、AMD次世代Radeonベースのグラフィックスエンジン |
メモリ | GDDR5 8Gバイト(176Gバイト/秒) |
HDD | 内蔵500Gバイト |
光学ドライブ | Blu-ray Disc6倍速/DVD8倍速(読み出し専用) |
入出力 | USB3.0、AUX |
通信 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 約275(幅)×53(高さ)×305(奥行き)ミリ(予定、最大突起含まず) |
重さ | 約2.8キロ |
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