日本HP、インメモリDBに適したx86サーバを投入

毎秒83Gバイトのメモリバンド幅を持つProLiantサーバの新モデルを発表。また、障害対応など通報機能をサーバに内蔵できるようにした。

» 2014年03月27日 12時48分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは3月27日、x86サーバの新製品3モデルと運用管理向けのソフトの機能強化などを発表した。

 サーバ新製品は、4Uサイズの筐体に「インテル Xeon E7-4800 v2製品ファミリー」を最大4基(60コア)、メモリを最大3テラバイト(将来は6テラバイト)まで拡張できる「HP ProLiant DL580 Gen8」と、搭載CPUを「Xeon E5-4600 v2製品ファミリー」に変更した「同DL560 Gen8」「同BL660c Gen8」。

 DL580 Gen8は、メモリバンド幅を毎秒83Gバイトに強化した。同社は「今後主流になると予想されるインメモリデータベースで業界最高水準の性能を実現する」と説明。また、12GバイトのSAS SSDもサポートする。

 新サーバと併せて、障害や障害予兆の発生時に同社にサポート対応など自動通報する「HP Insight Onlineダイレクトコネクト」機能も強化した。従来はエージェントや通報ソフト、通報用中継サーバの導入・構築が必要だったが、ファームウェア「iLO Management Engine」の最新版にこれら機能を内包し、導入・構築が不要になる。

 この機能強化で、専任IT管理者が不在の中小企業ではITの運用管理品質の向上、中堅・大企業ではブランチオフィスなどのサーバの運用管理が簡便になるという。

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