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» 2014年07月25日 21時19分 UPDATE

CAが新経営戦略発表:新CAはマネージメントクラウド、DevOps、セキュリティの3分野に注力

[大津 心,ITmedia]

 CA Technologiesは7月25日、報道関係者向けに日本市場における経営戦略を発表した。具体的には、「社員の能力開発」「革新的な製品・取り組み」「パートナー・ビジネスの拡大」「顧客満足度の向上」について方針を示した。

ITの役割が変化しつつある

アレドンド氏写真 米CA Technologies アジア太平洋日本地域担当 プレジデント兼ジェネラルマネージャー ケネス・アレドンド氏

 登壇した米CA Technologies アジア太平洋日本地域担当 プレジデント兼ジェネラルマネージャー ケネス・アレドンド(Kenneth Arredondo)氏は、同社が実施した調査結果を提示。同調査によると、「ITは非常に重要な技術または基礎として認識」と答えた日本のユーザーは94%で世界で最も高かった。また、「組織内におけるITの役割が今後5年間でさらに変わる」と予想した者も81%にのぼり、「日本企業ではITに対する認識が高い」(アレドンド氏)と評価する。

 また、同氏は「アプリケーション開発者は、実はAPJが一番多く、79万5000人に達する」と指摘。全世界のアプリ売上高でアジアが占める割合は41%に達するという。伸び率も高く2012年12月から2013年12月までにアジアにおけるアプリの売上成長率は162%と非常に高い伸び率を示している。ユーザー数も、2017年の全世界のアプリユーザー44億人のうち、20億5000万人がAPJに在住しており、世界のアプリ市場をけん引するのは間違いないとした。

日本はアプリケーションエコノミーが適している

フォルケンシュタイン氏 CA Technologies 日本法人社長 ポール・フォルケンシュタイン氏

 CA Technologies 日本法人社長 ポール・フォルケンシュタイン(Paul Falkenstein)氏は、「日本は特にアプリケーションエコノミーに適している。例えば、日本におけるスマートフォンユーザーの割合は世界で圧倒的で50.8%だ。また、スマートフォンにインストールされているアプリ数も世界で最も多く41個にのぼる。さらに日本人は自国で開発されたアプリケーションを利用する率が高く、iPhoneで72%、Androidで70%で共に米国の3倍近い。このことから日本は世界一のスマートフォンアプリケーション市場と言えるほどだ」と指摘。

 これを受けてフォルケンシュタイン氏は、日本におけるCA Technologiesの注力分野に、「マネージメントクラウド」「DevOps」「セキュリティ」の3つを挙げた。

 マネージメントクラウドは、日本のクラウド市場が急拡大しているのに合わせて注力する。さらに日本はクラウド市場も拡大中だ。IDCの調査によると、日本における2018年のクラウド市場規模は2013年の3倍となる3850億円になると予測されている。

 DevOpsは日本市場での導入率が50%程度低い(米国・中国はほぼ100%)。「これは逆に言えば、まだまだ導入余地があるということ、市場を開拓していきたい」(同氏)。

 セキュリティ市場も好調に成長を続けている。2013年から2018年における年間平均成長率は4.1%で2018年には7403億円に達するとした。これを受けて、同社では特に「ID管理」「アクセス管理」「API管理」に注力していく。

 さらにフォルケンシュタイン氏は、日本市場での成長を加速するため「社員の能力開発」「革新的な製品・取り組み」「パートナービジネス拡大」「顧客満足度の向上」の4つに対する施策を実施する。革新的な製品・取り組みでは、第二四半期にデータセンターインフラストラクチャマネジメント製品「CA DCIM」と、モバイルアプリケーション製品「CA Clarity Playbook」を投入、さらにメインフレーム技術者育成のための「メインフレーム・アカデミー」を設立するとした。パートナービジネス拡大では、新規パートナーを拡大するほか、トレーニングや共同マーケティングなどの支援策などを実施する。

 フォルケンシュタイン氏は、「CA Technologiesはアプリケーションエコノミーに注力していくが、日本はスマートフォンなどの状況を鑑みても、非常にこれに適した環境だ。従って4つの取り組みを行っていくことで、ますます拡大していくだろう」と今後の展望を示した。

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