Microsoft、9件のセキュリティ情報を10月15日に公開

セキュリティ情報9件のうち3件が「緊急」レベル。WindowsやInternet Explorer(IE)の深刻な脆弱性を修正する。

» 2014年10月10日 07時20分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは10月9日、9件の月例セキュリティ情報を米国時間の14日(日本時間15日)に公開すると予告した。WindowsやInternet Explorer(IE)などを対象に、深刻な脆弱性を修正する更新プログラムを配布する。

 セキュリティ情報9件のうち、最大深刻度が最も高い「緊急」に指定した3件では、Windows、IE、.NET Frameworkの脆弱性に対処する。このうちIEの脆弱性はIE 11までの全バージョンと全Windowsの組み合わせに存在し、特にクライアント版のIEが深刻な影響を受ける。

 また、Windowsと.NET Frameworkを対象とする2件はWindowsのサーバ版、クライアント版を含む全バージョンが深刻な影響を受ける。

 残る6件の最大深刻度は上から2番目の「重要」が5件、下から2番目の「警告」が1件。WindowsやOffice、ASP.NET MVCに存在するリモートコード実行や権限の昇格、セキュリティ機能迂回の脆弱性に対処する。

 Officeのリモートコード実行の脆弱性は、Office 2007/2010、Office for Mac 2011、SharePoint Server 2010、Office Web Apps 2010などに存在している。

 また、WindowsとOfficeを対象とする「警告」レベルのセキュリティ情報は、Windowsのほか日本語版のOffice 2007 IMEが対象となる。

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