Google、ページ高速化サービス「PageSpeed Service」を8月3日に終了へ

Googleが、2011年7月にWebオーナー向けに開始したページ高速化サービス「PageSpeed Service」を8月3日に終了する。利用しているページは、終了日までにDNSを変更しないとアクセスできなくなる。

» 2015年05月07日 13時19分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは5月5日(現地時間)、2011年7月に提供を開始したページ高速化サービス「PageSpeed Service」を8月3日に終了すると発表した。

 同サービスを利用しているWebオーナーは、8月3日までにDNSを変更しないと、それ以降Webページは完全にアクセスできなくなるので注意が必要だ。

 PageSpeed Serviceは、Googleが取り組む“Web高速化”の一環として立ち上げたサービス。Web開発の知識がなくても、Googleアカウントでサインアップして高速化したいWebサイトのURLを登録するだけで利用でき、体感できるほどの高速化が実現できた。GoogleがユーザーのサーバのコンテンツをフェッチしてGoogleのサーバで最適化するという仕組み。

 同社は終了の理由を具体的には説明しておらず、「4.5年間サービスを提供してきたが、PageSpeed Serviceのチームは残念ながら他の取り組みにフォーカスし直すときが来たと判断した」としている。

 DNSの変更方法はこちらのページにまとまっている。

 自分の管理しているWebページがPageSpeed Serviceを使っているかどうかは、Google APIs Consoleで確認できる。

 speed 1 右下のステータスが「Enabled」になっていたらPageSpeedを使っている

 PageSpeed Serviceを無効にしてからPageSpeed Serviceからページを削除する。

 speed 2

 Googleは、PageSpeed Serviceの代替として、多数のホスティングプロバイダーがサービスに統合しているPageSpeed機能が利用できる他、サーバにモジュールを追加することも提案している。PageSpeedモジュールとしては、Apach、Nginx、IIS、Apache Traffic Server、OpenLiteSpeedがある。

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