アサヒグループHD、AI分析を人事に活用、従業員のキャリアパスや人材育成計画を最適化

アサヒグループホールディングスが、AIを活用し、人材活用の分析と後継者育成の管理を行う「コーナーストーン・インサイト」と「コーナーストーン・サクセッション」を導入した。

» 2017年09月04日 14時30分 公開
[金澤雅子ITmedia]

 アサヒグループホールディングスは、人材育成や後継者育成計画に活用するため、コーナーストーンオンデマンドジャパンが提供する人材管理システムの「コーナーストーン・インサイト」と「コーナーストーン・サクセッション」を導入した。

 アサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品など、国内外に約120社を傘下に持ち、グループの経営戦略や経営管理を行うアサヒグループホールディングスは、リーダーの後継者育成を積極的に推進しており、人材の能力と将来性を見据えた後継者計画を人事施策として重要視しているという。

 今回導入したコーナーストーン・インサイトは、AIによる学習機能により、過去の役職就任歴および在任期間のデータを参照し、個々の社員の有効なキャリアパスを予測分析して提示するツール。

 コーナーストーン・サクセッションは、人材の能力を共通の評価指標で可視化するツール。Readiness(即応性)とPotential(潜在性)の軸で従業員をプロット化して、人材をマッピングし、可視化することで、複数の人材の能力を俯瞰(ふかん)するとともに、個々の能力と育成ニーズを明らかにし、従業員の能力への洞察が容易にできるようになるという。

Photo 「コーナーストーン・サクセッション」の従業員能力グリッドの画面イメージ(コーナーストーンオンデマンドジャパン提供)

 同社は、これらの機能を活用しながら、対象者ごとのキャリア予測を多面的に可視化し、組織全体を俯瞰した深い洞察を基にした後継者育成計画を推進していくとしている。

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