Googleの動画アプリ「Motion Stills」にARオブジェクト追加機能

Googleが、動画アプリ「Motion Stills」に恐竜やニワトリなどのARオブジェクトを動画や静止画に追加する機能「AR Mode」を追加した。「Instant Motion Tracking」により、オブジェクトはカメラの動きにリアルタイムで対応する。

» 2018年02月07日 12時27分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは2月6日(現地時間)、Android版動画アプリ「Motion Stills」にAR(拡張現実)オブジェクトを追加する「AR Mode」を追加したと発表した。既に利用できる。

 Motion Stillsは、2016年にまずiPhone版がリリースされているが、今のところ新機能はAndroid版でのみ使える。

 選択できるモードとして「AR Mode」が表示されるようになり、これをタップすると、恐竜、ジンジャーブレッドマン、宇宙人、ロボット、ニワトリ、地球のARオブジェクトが選択できるようになる。例えばニワトリを選んで画面上の任意の場所をタップすると、そこに動くニワトリが現れる(下画像左)。

 ニワトリもリアルな3Dオブジェクトと同じように自然に存在しているように見え、端末の視点を変えると、例えば上から見るとニワトリの背中が見える(下画像右)し、近づけば大きく見える。

 gar 1 AR Modeでニワトリを配置

 撮影した動画はGIFとしても保存でき、Twitterやメールなどで共有できる。

 この機能は端末の加速度計のデータを利用することで、ユーザーがタップした画面上に、地上と水平な向きでオブジェクトを表示するようになっている。リアルなサイズや向きは、端末のジャイロスコープのデータの回転と平行移動を別々に処理することで実現した。

 gar 2

 この「Instant Motion Tracking」という手法のお陰でキャリブレーション不要で、ほとんどのAndroid端末でこの機能を利用できるという。


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