5分で分かる、今週のモバイル事情 1月14日〜1月20日:

» 2006年01月20日 18時59分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

ドコモ、デザイナーズ携帯を含む「702iシリーズ」を発表

 1月17日、ドコモは「FOMA 702iシリーズ」5機種を発表した(1月17日の記事参照)。有名デザイナーとコラボレーションした「702iD」3機種を含む。富士通製「F702iD」は平野敬子氏と工藤青石氏、NEC製の「N702iD」は佐藤可士和氏、シャープ製の「SH702iD」は松永真氏がデザインを行った。

 シリーズ全体の特徴は、平均で89.5cc(体積)/103g(重さ)というコンパクトなサイズだ。特にFOMA最小最軽量「SH702iD」は、45×94×19.9ミリ/89グラムとコンパクトなボディを誇る(1月17日の記事参照)

 搭載機能もさまざまで、一部機種では90xシリーズに搭載されていた機能も盛り込んでいる。F702iDはFeliCaを搭載、トルカ、iD、モバイルSuicaに対応(1月17日の記事参照)。また、P702iはプッシュトーク機能を搭載している(1月17日の記事参照)

日本初・Samsung携帯を投入――ボーダフォン

 ボーダフォンは1月18日、春商戦向けの新モデル4機種を発表した。既に発表済みの「804SH」「V502T」を合わせた計6機種を春商戦向けラインアップとして展開する。(1月18日の記事参照)

 「804SS」は韓Samsung製の端末で、厚さ14.9ミリ。3G携帯では最薄となる。Samsungは世界第3位の携帯メーカーだが、日本市場で端末が投入されるのは初めてだ。

 また新機種に合わせ、端末内のデータをインターネット上にバックアップ、PCとの同期が取れる「Vodafone Address Book」(1月18日の記事参照)、テキストと画像を中心にした雑誌的コンテンツを深夜に配信するプッシュ型コンテンツサービス「Vodafone live! CAST」(1月18日の記事参照)も発表した。

au、PCと携帯で利用できる音楽配信サービス「LISMO」

 KDDIは1月19日、新しい音楽配信サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)」(1月19日の記事参照)と、WIN端末7機種を発表した(1月19日の記事参照)

 LISMOは、PC向けに高機能の楽曲管理ソフトを無償提供し、Webサイトから楽曲を有料販売する。楽曲管理ソフト内からau携帯電話に楽曲を転送し、モバイル環境でも音楽を楽しめる。音楽販売サービスDUOMUSIC STOREでは携帯電話の通話料と合算で支払える「まとめてau支払い」を採用しており、クレジットカードを利用しなくても楽曲購入が可能になっている。

 注目は、深澤直人氏デザインによるau design projectモデル「neon」(1月19日の記事参照)、0.85インチの4GバイトHDDを搭載した「W41T」(1月19日の記事参照)、ワンセグが視聴できる「W41H」(1月19日の記事参照)など。発表された7機種は全てLISMOに対応している。

KDDI、8月1日から「3ヶ月くりこし」導入

 KDDIは1月17日、余った無料通信分を、3カ月まで繰り越せる「3ヶ月くりこし」を8月1日から導入すると発表した(1月17日の記事参照)

 基本使用料に含まれる無料通信分の料金繰り越しは、2000年11月にボーダフォンが導入したのが最初。ドコモも2003年11月に2カ月まで繰り越せる「2カ月くりこし」を開始しており、KDDIの「3ヶ月くりこし」はこれらに対抗するための施策といえる。

 またKDDIは、2年単位の契約を条件に、月々の基本使用料を、「家族割」+「年割」加入時と同等に割り引く「MY割」を、2月1日から提供する。

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