ハイブリッド型の中で最もHDD容量の少ない「DV-DS160」は、型番から分かるように別シリーズという位置付けだ。前述のMSシリーズと比較すると、BSアナログチューナー、EPG、そしてGRTや3次元Y/C分離といった高画質化回路が省略されている。
「MSシリーズは、EPGと大容量HDDを搭載した多機能モデル。対して、DSシリーズは簡単&快速のベーシックモデルだ」(日立製作所ユビキタスプラットフォームグループ事業企画部の小泉憲一部長)。
ただしDV-DS160には、MSシリーズにはない機能もある。たとえば前面パネルの中にあるカードスロットとDV端子。DVカムコーダーとの連携や、SDカードやコンパクトフラッシュなどのメモリーカードに記録したMP3音楽やJPEG画像の再生が可能だ。音楽ファイルなどは、カードからHDDやDVD-RAMへ保存することもできる。
DVDマルチドライブでDVD-RWのVRモード記録をサポートしているのもDV-DS160の特徴だ(DVD-RAMのMPEGデータ記録には対応していない)。カートリッジ式のDVD-RAMもそのまま使用でき、MP3音楽やJPEG画像を記録したISOフォーマットのCD-R/RWメディアを再生することも可能になっている。
「ミルカモ予約」も、DV-DS160だけに採用された機能だ。これは、“見るかも知れない番組をどんどん録画する”という主旨の予約システム。横軸に“曜日”、縦軸に“時間”を表示したマトリックス式の画面で、見たい番組の時間に該当するマスをカーソルで指定し、リモコンの数字ボタンでチャンネルを入力すると予約が完了する。翌週も自動的に予約されるため、ドラマやアニメの毎週録画に便利だ。なお、ミルカモ予約で録画した番組は、2週間が経過すると自動的に消去されるため、保存しておきたいときは別の領域(ディスクナビゲーション)やDVDにバックアップする必要がある。
入力端子は、S端子&コンポジットが2系統。出力はD端子1系統、コンポーネント映像が各1系統とS端子&コンポジットが2系統。光と同軸のデジタル音声出力も備えている。本体サイズは430(幅)×272(奥行き)×79(高さ)ミリ。重量は約4.5キロ。
「DV-RV7000」は、VHSビデオ一体型のDVDレコーダー。DVDマルチドライブの仕様はDS160と同じで、DVD-RAM(VRモード)、DVD-RW(VR/ビデオ)、DVD-R(ビデオ)の録画に対応。MP3音楽やJPEG画像を記録したISOフォーマットのCD-R/RWメディアを再生することも可能だ。
テープデッキ部は無印のVHSで、S-VHSは簡易再生のみサポートしている。もちろん、一体型の最大のメリットであるVHSーDVD間の「ワンタッチコピー」が可能だ。VHSテープの気に入った映像を指定しておき、まとめてDVDへダビングする“プログラムダビング”機能や、逆にDVDで編集した映像をVHSにダビングする機能も用意した。
チューナーはアナログ地上波のみ。録画予約はGコードで、12番組/月まで設定できる。
入力端子は、S端子&コンポジットが2系統。出力はD端子とコンポーネント映像が各1系統とS端子&コンポジットが1系統。そして光デジタル音声出力も備える。本体サイズは430(幅)×333(奥行き)×84(高さ)ミリ。重量は約5.3キロ。
一方の「DV-RX7000」はDVD単体レコーダー。やはりDVDマルチドライブの仕様はDS160と同じで、DVD-RAM(VRモード)、DVD-RW(VR/ビデオ)、DVD-R(ビデオ)の録画に対応。MP3音楽やJPEG画像の再生も可能だ。
チューナーはアナログ地上波のみ。録画予約はGコードで、12番組/月まで設定できる。入力端子は、S端子&コンポジットが2系統。出力はD端子、コンポーネント映像が各1系統とS端子&コンポジット1系統。光と同軸のデジタル音声出力やDV端子も備えている。
本体サイズは430(幅)×333(奥行き)×84(高さ)ミリ。重量は約5.3キロ。
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