前回のレビューでは、Any Music対応機の使い勝手やHDD周りについて確認した。今回は同じくAny Music対応機のケンウッド「NZ-07」を使用して、メモリースティックを用いた外部転送や、周辺機器の接続について検証してみよう。
Any Musicでダウンロード購入した音楽を始め、HDDに収録した音楽を外へ持ち出す方法は2つある。一つは本体に搭載されているメモリースティックスロットを使用して、メモリースティック経由で持ち出す方法。もう一つはNetMDを接続する方法だ。
転送自体は非常に簡単。持ち出したい曲、もしくはアルバムが表示されている画面で「ツール」ボタンを押し、転送先(メモリースティックもしくはNetMD)を選択したのちに、転送したい曲を選択すれば、自動的に転送が行われる。
メモリースティックに音楽を持ち出す(チェックアウト)する場合には、マジックゲート対応のメモリースティックが必要。マジックゲートに対応していないメモリースティックにチェックアウトを行おうとすると下のような画面が出てきてしまう。
また、マジックゲート対応であっても、NZ-07はスロット形状の問題でメモリースティックDuoは利用できず、使用する際には「メモリースティックPROデュオ」のようにアダプタを利用することになる。
チェックアウトが完了すると、メモリースティックに対応した携帯電話やPDAなどで音楽を楽しむことができる。もちろん、NZ-07で再生することも可能。ファンクションキーで「メモリースティック」を選択すれば、メモリースティック内部にある曲を確認できる。
Any Musicで購入した曲や、CDからHDDへ収録した曲には、無差別なコピーを防ぐために転送回数の上限が設けられている。転送回数は基本的に3回となっているが、チェックアウト後に“曲を戻す”(チェックイン)すれば、回数は元に戻る。
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