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» 2004年07月08日 12時24分 公開

レビュー:S-VHSユーザーの強い味方、松下「DMR-E150V」を試す (1/3)

新「DIGA」シリーズの中で、もっともユニークなのが“3 in 1”モデルの「DMR-E150V」だ。VHSビデオデッキからの“置き換え”需要を狙った本命ともいえる製品で、S-VHS再生によるダビングや、EPGを使ったVHS録画などにも対応している。VHSユーザーの強い味方になるか?

[坪山博貴,ITmedia]

 松下電器産業の「DRM-E150V」は、本邦初の“3 in 1”ビデオレコーダーだ。HDDと書き込み型DVDドライブ、そしてVHSデッキを内蔵し、従来のVHS一体型DVDレコーダーの特徴であった地上波の裏番組同時録画なども備えている。ハイブリッドレコーダーとVHSビデオが、とくに機能を削ることなく一体化したと思えばいい。

photo 左にVHS、右にDVDの良く見かけるレイアウトで、DIGAらしさを感じるのは前面パネル下部の鏡面仕上げくらい。VHS一体型はどうしてもスタイリッシュな感じにならないのは宿命なのか?

 HDDは80Gバイトと控えめ。これは、ターゲット層がVHSビデオからの買い換えユーザーということを考慮して、価格を抑えるためだろう。そもそも、今までVHSビデオデッキでこと足りていた層に160G〜250Gバイトといった大容量HDDは必須ではないという判断もあるかもしれない。このあたりの割り切りは、いかにも松下電器らしい。

 デザインは、先行したDVD+VHSビデオレコーダーである「DMR-E75V」からほとんど変更なし。AV入力が3系統、AV出力が2系統とAV入力が1系統増えているが、S出力とD端子がDVDとHDDからの再生専用となっている点は変わらず。他社も含めた従来のDVD+VHSビデオレコーダーと同じ仕様だ。

photo 左側にはDVD/HDDの操作ボタンと非常にわかりやすいワンタッチダビングボタンがある
photo 右側にはVHSの操作ボタン、カバー内にAV入力とDVD/HDD、VHS用それぞれの可変速再生用ボタンがある
photo トレイは独特の形状。カートリッジタイプのDVD-RAMに対応するためだ
photo 背面にはAV入出力×2、D1/D2出力、光デジタル出力などを備える。S端子はDVD/HDD側の出力専用だ

 機能面で見ると、HDD+DVDビデオレコーダーの部分は「DMR-E85H」に準じている。メニューが目的別となり、3列表示のEPGで録画予約が可能。高速ダビング時にもテレビの視聴やHDDへの録画、録画済み番組の再生が行える。ダビング速度は、PC表記でDVD-Rへが4倍速、DVD-RAMへが3倍速記録だ。こういった点はDMR-E85Hのレビューも参考にしてほしい(関連記事1関連記事2)。

photo DRM-E85Hから導入されたわかりやすい目的別メニューを採用した
photo EPGはG-GUIDEで、一覧性の高い3列表示を採用。録画済番組一覧も動画サムネイル表示付きになる

 手軽な録画メディアとして、まだまだVHSテープも使いたい層に嬉しいのは、EPGでVHS側の録画予約が可能になった点だ。この場合、番組名が反映されない、そして録画予約がHDD+DVD側とVHS側で別管理になるという気になる点はあるものの、録画した番組が重なった場合などは、VHS側も有効活用できる。

photo EPGから録画先をVHSに指定するだけでVHS側での録画予約ができる
photo ただし、録画予約の管理は単独

“3 in 1”ならではの便利なダビング機能

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