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» 2004年07月13日 22時37分 公開

アサヒビール、ショートフィルムの支援に“挑戦”

アサヒビールが、ショートフィルムを支援、Webなどで公開するプロジェクトをスタートさせた。名付けて「THE SUPER DRY FILMS」。大森一樹氏や飯田譲治氏の作品も公開の予定だ。ビールのPRが目的ではなく、あくまで“挑戦”がテーマになるという。

[渡邊宏,ITmedia]

 アサヒビールが、ショートフィルムへの支援プロジェクトを発表した。

 プロジェクト名は「THE SUPER DRY FILMS」。若手監督を支援する「スカラシップ制度」、アカデミー賞公認映画祭でもある“ショートショートフィルムフェスティバル”に出展された作品の「Web紹介」、「オリジナルショートフィルムの制作・公開」の3つで構成、紹介およびオリジナル作品の公開はアサヒ SUPER DRYのサイトで行われる。

 「SUPER DRYはいろいろな“挑戦"を行ってきたブランド。これまで、音楽やアートの分野でも若者の夢や挑戦を支援してきたように、今度はショートフィルムを通じて若手監督の支援や、がんばっている人を応援するストーリーを制作・公開していきたい」(同社代表取締役社長 池田弘一氏)。同社はこれまでもライブイベント「MTV THE SUPER DRY LIVE」やアート作品の優秀作品を表参道の街頭に展示する「THE SUPER DRY ART 2004」など、音楽・アートなどへ積極的な支援を行ってきた。

 公開開始されたオリジナルショートフィルムの第一弾「the BRIDGE」は、「X-MEN」シリーズや「スタートレック」シリーズでプロデューサーを務めたラルフ・ウィンター氏がエグゼクティブプロデューサーを担当、「ペイチェック/消された記憶」などに出演しているアーロン・ダグラス氏らが出演する。

 既に第二弾、第三弾の制作も決定しており、第二弾は大森一樹監督・伊原剛志氏ら出演の「PLAY BALL!」、第三弾は飯田譲治監督・柏原崇氏ら出演の「THE SCOOP」。前者は草野球、後者はスクープを求める報道記者を乗せた洋上に浮かぶヘリを舞台に、男たちが“挑戦”するストーリーだ。

 7月13日に行われた会見には、自身もプロジェクトでオリジナル作品を発表する映画監督の大森一樹氏、飯田譲治氏を始め、両氏の作品に出演する鳥羽潤氏、井原剛志氏、柏原崇氏らも登場した。

photo 「THE SUPER DRY FILMS」プロジェクトの一環として、オリジナルショートフィルムを監督する大森一樹氏(右)と飯田譲治氏

 作品の見所について両監督は、「基本的には草野球の爽快感。それに、夢とか希望とかは日常にあるもので、普通の視線に探せばいくらでもあるものということが伝えられれば」(大森監督)、「Web公開の作品としては、ヘリを使ったりして豪華な作品です。大きなスクリーンで見ても楽しめる、迫力のある作品にしたいです」(飯田監督)とコメント。

photo 「この作品に出たら、ビールのCMに出られるかな? なんて思ったんですけれど(笑)」と会場を沸かせた井原剛志氏(中)

 「PLAY BALL!」は9月上旬、「THE SCOOP」は11月上旬の公開予定。俳優陣は「演じる感覚は変わらないですが、短距離走みたいな感じですね」(井原氏)、「短いだけにやりがいのあるものになると思います」(栢原氏)とショートフィルムへの感想を語る。

 「企業が一回ドンッとお金を出して長編一本を撮影するのではなく、同じ予算でも、何本も制作できるショートフィルムという形にはいろいろな可能性がある」(大森氏)、「10分〜15分のものを作るのは個人的にも挑戦だし、ショートフィルム制作がいろいろな作家にとって、次のステップに進むチャンスになればと思います」(飯田氏)

 ちなみに、このプロジェクトは「THE SUPER DRY FILMS」と銘打たれているが、「商品露出はなく、“挑戦”をテーマとしたブランドの訴求がメイン」(同社)とのことで、作品中に同社製品が登場することはない(試写が行われた「the BRIDGE」には飲み物を飲むシーンすら登場しなかった)。

 「草野球がテーマなので、ビールを飲むシーンがあってもいいじゃと思ったんですが、なくてもいいと言われてしまいました(笑)」(大森氏)

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