レビュー
» 2004年12月01日 01時32分 UPDATE

レビュー:みんな気になっていた“あの格安液晶テレビ”を観てみた (1/4)

驚きの低価格で話題を集めているバイ・デザインの液晶テレビ「d:2732GJ」は、27V型で15万円弱と大手国内メーカー品に比べて10万円前後も安い。ウェブ販売中心で店頭で観る機会の少ないこの注目機をレビューで探ってみた。

[西坂真人,ITmedia]

 「27V型で15万円弱――インチあたり5000円台」と、大手国内メーカーの同サイズ液晶テレビに比べて10万円前後も安い価格で注目されているのが、バイ・デザインが11月から発売している27V型液晶テレビ「d:2732GJ」だ。

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 驚きの低価格で話題を集めている同社の液晶テレビはウェブ販売がメイン。大手量販店ではノジマ/ヨドバシカメラで販売されているものの商品展示は一部店頭のみで、実際の製品を確認することがなかなか難しい。そこで今回は、リビングテレビの買い替えを検討しているユーザーを対象に、25インチ以上で一番値ごろ感のあるd:2732GJを借りて実際の視聴感などをレビューで探ってみた。

ブラックボディで高級感あるデザイン

 まず外観からチェック。大手家電メーカーではシルバーを基調とした製品が多いが、d:2732GJは全身ブラックの精悍なカラーリングを採用している。

 「AV製品=“黒モノ”は古い」という意見もあるが、ただでさえ存在感を主張しがちな大画面テレビには、目立ちにくい黒ボディが向いていると個人的には思うのだがどうだろうか。また、シルバーボディを採用している液晶テレビでも、映像に集中できるように画面の周囲にはブラックの枠を付けているケースは多い。

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 本体はヘアライン仕様のアルミ板やアクリル板をパネルに使用した高級感あるデザインになっており、ロゴも控えめで好感が持てる。ガッシリとした金属製スタンドを採用していることもあり、スタンド込みの重量は19キロと意外に重い。それでも、ブラウン管テレビ(28V型)と比べると半分以下で、設置や移動も大人ひとりで簡単に行える。

 そしてなんといっても液晶テレビの魅力は、その薄型サイズ。奥行きはスタンド込みでも210ミリしかなく、ローボードの上に置いても後ろの壁に寄せればテレビの前に十分モノが置けるスペースができる。従来ブラウン管テレビがあったコーナー置き(ローボード)なら、スペースが余りすぎて違和感を感じるほどだ。

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 アスペクト比4:3のテレビからワイドへの買い替えの場合、画面サイズの高さに注意しないといけない。27V型のd:2732GJの場合、だいたい25型の4:3ブラウン管テレビと画面サイズの高さ方向が一緒になる。我が家のリビングで使っている25型4:3ブラウン管TVと並べてみた。

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 d:2732GJのサイズはスタンド込みで808.5(幅)×524(高さ)×210(奥行き)ミリ。画面の左右にスピーカーを配しているため、かなり横長スタイルになっている。だが横に広がっている分だけ、安定感は高い。ワイド化で実質の映像面積は広くなっているのだが、低重心化で4:3の25型テレビと比べても圧迫感はほとんど感じられない。また、左右のスピーカーが離れているため、ステレオ音響面でも有利。仮想サラウンド機能「SRSサラウンド」も搭載しており、テレビ内蔵としては十分の音質を確保している。

 入出力端子類はすべて本体の左右側面に配置されており、背面はスッキリとしている。左側面には地上波・BSのアナログ放送アンテナ端子のほかS入力/AVコンポジット入力(2系統、1系統はS端子と共用)/ヘッドフォン出力端子が装備され、右側面にはアナログRGB入力/D4入力(2系統)/コンポジット出力が用意されている。

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