歯磨き嫌いな子どもが自ら進んで歯を磨けるように――エイブルコーポーレーションの「メロピカ」(税込み998円)は、歯を磨くと「アンパンマンマーチ」が流れ出す歯ブラシ。トラッキーのフィギュア付きで「六甲颪」が流れる阪神タイガース版(税込み1344円)もラインアップした。ピカチュウのフィギュア付きバージョンも発売予定だ。
ブラシに力がかかるとスイッチが入り、音楽が流れる仕組み。1日3回歯磨きすると、ボタン電池2個で約2カ月間利用できる。技術は国内と米国、中国などで特許申請中。「メロピカで世界進出したい」(説明員)。
変わった歯ブラシをもう一つ。柄を取り巻くように360度ぐるりと植毛した歯ブラシ「Radius 360」(税込み630円)が、ときわ商会から今春発売される。「従来の歯ブラシの毛の数は700〜800本程度だが、Radius360は1万本。超極細密集毛で、力を入れずに歯垢を除去できる」(説明員)。歯を磨きながら反対側の毛で頬の裏をマッサージできて一石二鳥だという。
毛で歯茎をマッサージすれば歯周病を防げる上、舌のクリーナーとしても利用可能。歯科医の推奨も受けていて、歯科で販売する予定も。子どもや高齢者の歯を磨いてあげる時も、ブラシの角度を気にせずにすんで便利。「将来、歯ブラシの何割かがこの形になってほしい」(説明員)。
携帯電話のぞき見防止フィルムに「新世紀エヴァンゲリオン」のカラーイラスト――クレイブが展示しているこのグッズ。入手できるのはパチンコ店だけだ。エヴァンゲリオンのパチンコ台を置いている店に景品として納入する。
「パチンコ店でしか手に入らないキャラクターグッズなら、ぜひ交換したいと思ってもらえる」(説明員)。パチンコの市場規模(貸玉料)は約30兆円と巨大だが、グッズと交換せずに換金する人も多い。景品の大部分が一般に売り出している商品で、パチンコ店でなくても手に入るのがその一因だ。パチンコ店向けに商品を納入する同社は、限定キャラグッズで景品交換の意欲を高め、売り上げをアップさせたい考えだ。
「虫をつけた途端に売れた」――博物館などの土産物を扱う横浜観光商会は、カブトムシやクワガタのキーホルダーなど昆虫関連グッズを多く展示。長さ30センチほどの土産物用ボールペンにカブトムシのフィギュアをつけたところ、売れ行きが突然アップした。2年ほど前に始まった「ムシキング」ブームのおかげだ。「昆虫関連のグッズは何でも売れる」(説明員)。
キャラクターグッズのOEM供給などを手がけるハシモトは、ムシキングブームの“次”を見据える。「昆虫の次は恐竜が来る」(説明員)と、恐竜グッズを開発した。リアルな造形の恐竜指輪は税込み210円で発売予定。「これまで男の子向けのアクセサリーはなかった」(説明員)とし、新たな市場開拓を狙う。
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