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» 2005年04月27日 00時34分 UPDATE

レビュー:軽快な操作感に3CCDの高画質――HDDムービー・新“Everio” (1/3)

3CCDシステムの採用で本格的なビデオカメラとしての雰囲気も漂わせる日本ビクターのHDDムービー“Everio”「GZ-MC500」。だがその取り回しや操作性はデジカメ感覚の軽快さだ。さまざまな視点で使い勝手を探ってみた。

[浅井研二,ITmedia]

 1インチHDDを採用した日本ビクターのHDDムービー“Everio”に、新機種「GZ-MC500」が登場した。

 今回は3CCDを搭載したことで、小型・軽量、取り回しのよさという従来からの利点に、高画質という魅力が加わった。同時発表されたDVカメラ「GR-X5」と共通の3CCDシステム(1/4.5型133万画素CCD×3)を利用しており、有効画素数も同様に、動画時は69万画素×3、静止画時は123万画素×3となっている。

 Everioシリーズにはすでに、いわゆるタテ型のポケットスタイル「GZ-MC100」とグリップスタイル「GZ-MC200」がラインナップずみで、今回の「GZ-MC500」はスタイルこそ後者に近いが、リプレースするわけではなく、今後は全3機種として展開されるようだ。(GZ-MC200/GZ-MC500のレビューは2004年9月27日の記事を参照)

photo 3CCDを採用した日本ビクターの“Everio”シリーズ最新機種「GZ-MC500」。本体は「GZ-MC200」と同様のグリップスタイル

 従来モデルと同じくCF/SDメモリーカードスロットが記録メディア用として用意されており、製品には4Gバイトのマイクロドライブ(1インチ小型ハードディスク)が標準付属。市販されている2Gバイトや6Gバイトマイクロドライブも使用できる。そのほか、CFカードも使えるが、動画撮影には40倍速以上の高速タイプが必要(メーカーで動作確認しているのは、LEXAR、SanDisk、ハギワラシスコムの製品)。

 SDメモリーカードに関しても、10Mバイト/秒以上の転送速度を持ったものであれば動画にも対応可能だが、実際には動画はCFへ、静止画やボイスメモはSDメモリーカードへ、という使い方が多いのではなかろうか。デフォルトの設定では、すべてCFスロットのメディアへ記録するように設定されているが、メニューからメディア設定の項目を呼び出せば、動画、静止画、ボイスメモの各々に対して、保存先を個別に指定できる。

 従来の「GZ-MC100」「GZ-MC200」はともに、どちらかというとカジュアルなデザインで、親しみやすい印象だった。しかし、この「GZ-MC500」では全体が黒で統一されたカラーリングで、レンズフードも標準で装着ずみ(取り外しも可)。さらに、側面に配された“3CCD”のロゴも相まって、本格的なビデオカメラとしての雰囲気を漂わせる面構えだ。

photo レンズにはフードが装着ずみだが、取り外しも可能

 本体の構造は「GZ-MC200」と同じスタイルで、液晶モニターと一体化したグリップ部と、レンズおよびCCDを内蔵する本体部に分かれている。これにより、レンズ部の向きを固定したまま、グリップ部を上下各45度まで無段階に回転可能だ。一般的なビデオカメラでは側面に液晶モニターがついていて、その角度を変えることで、さまざまな撮影ポジションに対応するが、Everioのグリップスタイルでは、グリップ部を回転させることで、ローアングルやハイアングルでの撮影でも楽にホールディングできる。

photo 右側のグリップ部と一体化されている液晶モニター部。撮影ボタン、メニューボタンのほか、右下には小型ジョイスティックが配置されている
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