レビュー
» 2005年05月16日 09時55分 UPDATE

レビュー:ストレージ搭載オーディオ特集音楽ジュークボックスをPCレスで――ヤマハ「CDR-HD1500」 (1/3)

PCを使わずジュークボックス的に音楽を楽しみたい――そんな願いをかなえてくれるのが、HDDなどに複数の音楽CDを蓄積できるストレージ搭載オーディオ。特集の第1弾は、ヤマハが約3年ぶりに投入するHDD/CDレコーダー「CDR-HD1500」にスポットを当ててみる。

[浅井研二,ITmedia]

 自分が所有するオーディオCDを取り込み、PCをジュークボックス化するというのは、すでに多くの人が実践している作業だろう。ポータブルMP3プレーヤーとの連携もあいまって、熱心なPCユーザーだけでなく一般層にまで、PCがこうした用途に適しているという認知は広がっている。

 しかし、逆にこうした音楽再生環境を突き詰めていくと、なにかと便利は便利なんだけど、音楽を聴くだけにPCを使うのはやはり避けたいと考え出す人もいるに違いない。それはPCの動作音や消費電力が原因かもしれないし、音質、使い勝手、手軽さの面で、普通のオーディオ機器に戻りたいと感じるのかもしれない。人や場合により、理由はさまざまだろう(もちろん、便利さからいえば、「やはりPCでやるのが最良」という答えが弾き出されるのは、おぼろげにはわかってはいるものの……)。

 そこで今回の特集では、ストレージを搭載し、複数の音楽CDを蓄積しておけるオーディオ機器にスポットを当ててみる。最も代表的なのはポータブルMP3プレーヤーだが、今回は据え置きタイプに限定した。その中には、オーディオコンポの類もあれば、HDD/DVDビデオレコーダーのオマケ機能なども含まれるだろう。

 初めに紹介するCD-RWドライブ内蔵のヤマハ「CDR-HD1500」は、PCを利用せずに、CD録音を行ったり、オリジナルCDを作成したいというユーザー向けに約3年前に発売された製品(「CDR-HD1300」)の後継機だ。ただ、普通のCDレコーダーと少し異なるのは、HDDが内蔵可能になっている点。このHDDへCDから取り込んだ音楽を蓄積していけば、ジュークボックス的な利用も可能というわけだ。基本はあくまでCDレコーダーなのだが、今回は音楽を蓄積・再生する機能を主に見ていこう。

photo 400GバイトまでのIDE/ATA HDDを内蔵可能なヤマハのCD-R/RWレコーダー「CDR-HD1500」

 この製品では本体背面にHDD用スロットを装備し、中にIDEケーブルと電源ケーブルが用意されている。純正オプションとして160Gバイト HDDの「YHD-1601S」(2万6250円)は用意されるものの、HDDを最初から内蔵、あるいは同梱したモデルはない。つまり、手持ちや市販のドライブを利用していい。

photo 背面にHDD用スロットが設けられている。アナログ、および、デジタル(同軸と光角型)音声入出力のほか、メニュー表示用のコンポジット/S映像出力、さらに、PC接続用(タイトル編集が可能)のRS-232C端子も装備

 PC周辺機器メーカーではよく見かける形態だが、大手オーディオ機器メーカーとしてはめずらしい選択といっていいだろう(ヤマハはPC周辺機器メーカーとしての顔も持っているが)。利用できるのは3.5インチのIDE/ATA HDDで、従来機種(CDR-HD1300)では容量137Gバイトまでだったが、この「CDR-HD1500」では20G〜400Gバイトの容量に対応している。

 HDDの取り付けは、PCで自作や換装の経験がある人なら、特に難しいことはない。背面のHDDスロットのカバーについている2本の固定(+)ネジを外し、トレイを引き出す。ここへHDDを取り付けたあと、トレイを元の位置へ戻し、IDEケーブルと電源ケーブルを接続すればいい。ただ、ひとつだけ注意が必要なのは、ドライブのジャンパーを「SLAVE」に設定しておくこと。「MASTER」では認識してくれない。

photo HDD用スロットから引き出したトレイに、HDDを固定
photo PCへのHDD取り付けと同じように、IDEケーブルと電源ケーブルを接続すればいい
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