パイオニアは5月17日、同社のホームシアターシステム「Smart theater」シリーズの新製品として、「Smart theater 535(HTZ-535DV)」「同 333(HTZ-333DV)」「同 232(HTZ-232DV)」を発表した。6月中旬からの発売で、価格はオープン。実売想定価格はそれぞれ6万5000円前後/5万円前後/3万5000円前後。
Smart theater 535はDVDプレーヤーと5.1chアンプを内蔵したセンターユニットに加えて、フロントスピーカー、センタースピーカー、リアスピーカーから構成される5.1chサラウンドシステム。
リアスピーカーとの接続をワイヤレス化、設置の自由度を高めた。ワイヤレス部分は2.4GHz帯の電波を使用するデジタル伝送方式で、約10メートルの到達距離を持ちながらもCDなみという高音質を実現する。DSPにはリアスピーカーが中央・左・右どこあっても最適な音バランスを保つワイヤレス専用モードが追加されている。
アンプは各スピーカーの音圧レベルや距離の補正を自動的に行える音場補正システム「MCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」を搭載しており、最短約2分程度で快適なサラウンド環境を構築できる。ドルビーデジタルやDTS、AAC、ドルビープロロジック IIにも対応する。
DVDプレーヤーはDVD-VideoとDVD-R/RW(ビデオモード、VRモードの-RWも再生可能)、DivXのほか、DVD-R DL(ビデオモード)も再生できる。そのほか、ビデオCDや音楽CD、CD-R/RW、DTS-CDも再生できる。
センターユニットのサイズは420(幅)×70(高さ)×399.5(奥行き)ミリ、7キロ。入力インタフェースには光デジタル音声×1とアナログ音声入力×2、出力インタフェースにはD2×1、S映像×1、コンポジット×1、光デジタル×1、アナログ音声×1、ワイヤレス音声×1。
Smart theater 333はSmart theater 535のワイヤレスリアスピーカーを通常の有線タイプとしたセット。それ以外の仕様はSmart theater 535とほぼ共通だが、リアにスピーカーを設置せずとも5.1chサラウンド再生を作り出す「3スポットフロントサラウンド」を搭載しており、部屋のレイアウトにあわせたスピーカー配置が行える。Smart theater 535と同様の自動音場設定機能「MCACC」も搭載する。
センターユニットのサイズは420(幅)×70(高さ)×399.5(奥行き)ミリ、7キロ。入力インタフェースには光デジタル音声×1とアナログ音声入力×2、出力インタフェースにはD2×1、S映像×1、コンポジット×1、光デジタル×1、アナログ音声×1。
Smart theater 232はSmart theater 333と同じく、センターユニットに通常の5.1chスピーカーを組み合わせたセット。アンプ部にテキサス・インスツルメンツの「PurePath Digital」を搭載することでハイパワー・高音質と厚さ6ミリというスリムサイズを両立した。「3スポットフロントサラウンド」にも対応する。
センターユニットのサイズは420(幅)×60(高さ)×331.5(奥行き)ミリ、3.1キロ。入力インタフェースはアナログ音声入力×1、出力インタフェースにはD2×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。
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