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パイオニア、オートMCACCやiLinkデジタル伝送搭載のAVアンプ中級機

» 2004年08月16日 17時34分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは8月16日、同社フラッグシップモデルの高音質技術を搭載したAVアンプ中級機2機種「VSX-AX3i-N」「VSX-1014-N」を10月上旬から発売すると発表した。価格はVSX-AX3i-Nが13万6500円、VSX-1014-Nが9万7650円。

photo AVアンプ中級機2機種「VSX-AX3i-N」(上)と「VSX-1014-N」(下)

 新製品は、昨年10月に発表したAVアンプ最上位モデル「VSA-AX10Ai-N」に搭載された自動音場補正システム「オートMCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」やiLinkデジタル伝送(AX3i-Nのみ)といった先進の高音質技術を搭載した。

 オートMCACCは、付属の専用マイクを視聴位置にセットし、テストトーンを測定することで音場を自動設定する機能で、各スピーカーの音圧レベルや距離の補正を正確に行えるという。

 またAX3i-Nに搭載されたiLinkデジタル伝送は、DVDオーディオやSACDなどのマルチチャンネル・デジタル音声を、オリジナルのクオリティのまま再生するという。

 パワー素子には発熱によるパワーロスが少なく高効率で信号を増幅する「A.d.E.MOS FET」を全7チャンネルに採用。サラウンドデコーダーは、ドルビーデジタル/ドルビーデジタルEX/ドルビープロロジック/ドルビープロロジックIIx、DTS/DTS-ES/DTS Neo:6/DTS 96/24、MPEG-2 AACに対応。

 入力端子は、デジタル音声が同軸2系統と光3系統(内1系統はフロント入力用)、アナログ音声が3系統。ビデオ入力は、S端子およびコンポジットが各5系統とコンポーネント2系統。出力端子は、光1系統、アナログ音声1系統、ビデオ出力はコンポジット3系統(1014-Nは2系統)、S端子2系統、モニター用のコンポーネント1系統など。

 本体サイズは2機種ともに420(幅)×465(奥行き)×173(高さ)ミリ。重さは、AX3i-Nが15.6キロ、AX1014-Nが15.4キロ。

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