ソニーマーケティングが5月21日に発売した「ICD-CX50」は、“ビジュアルICレコーダー”だ。有効130万画素のデジタルカメラを搭載し、録音中に撮影すると、画像がブックマークになるというユニークな機能を持っている。
機能がユニークならデザインもユニークだ。外観はICレコーダーというよりシェーバーに近いスタイル。シルバーの外装は“尻すぼみ”のデザインで、マイクやスピーカーは見あたらない。さらに、ソニーお得意の回転機構を持つカメラ部が“髭剃りっぽい印象”を強くしている。むろん髭は剃れない。
マイクは、カメラ部の横にあった。小さな穴の奥に全指向性マイクが内蔵されている。以前取り上げた「ICD-MX50」に比べて随分と質素だが、しっかりステレオ対応だ。そしてスピーカーはというと、説明書によると液晶画面の上部に内蔵しているらしい。
一方、本当にないのは電源スイッチだ。代わりにホールド機能があり、回転レンズを回して「HOLD」位置に合わせると、「HOLD」が3秒表示されたあと、画面が消える。また、録音中や再生中にホールドすると、動作は継続してボタン操作だけができなくなる。ICD-MX50も電源ボタンがなかったが、ソニーには何かコダワリがあるのだろうか? 初めて使う人には分かりにくいと思うのだが……。
液晶画面は、カメラがマウントされているスライド式カバーの下に隠れている。普段は3分の1ほどが見えていて、撮影時にはカメラ部を上にスライドさせて全体を使う仕組みだ。録音中は、ディスプレイを閉めた状態でもカウンター表示が見える。
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