モードダイヤルをPにあわせたときは、基本的にそのまま撮影すればいいが、プログラムシフトが使える点は特徴だ。プログラムシフトは、同じ露出で、シャッタースピードと絞りの組み合わせを変更するものだ。
撮影時にマルチセレクターの右を押し露出補正メニューを出した後、左右キーでプログラムシフトを行う。基本的に変更されるのは絞り値で、絞り値に従って、露出が変わらないようにシャッタースピードが変更される。
絞り優先モードは、設定項目はPモードと変わらない。露出補正メニューを出し、左右キーで絞り値を変更できる操作性も同様だ。左右で絞り値変更、上下で露出補正という操作性はなかなかいい。ただ、ワイド端でF2.7〜F7.6という絞りは物足りない印象だが、このクラスでそこまで求めるのは筋違いというものか。
シーンモードはそれなりに多く、顔認識ポートレート/ポートレート/パーティー/夜景ポートレート/風景/パノラマアシスト/夜景/海・雪/夕焼け/トワイライト/打ち上げ花火/逆光/クローズアップ/ミュージアム/モノクロコピー/スポーツの16種類を用意。そのうちの11種類には、さらに標準/効果1/効果2と3種類の設定がある。
例えば夜景では、効果1がくっきりとした夜景、効果2が街灯などの点状の明かりを放射状に光らせる(=絞りを絞る)といったように、それぞれ処理が異なっているようだ。これはちょっと面白い。また、シーンモード選択時にズームボタンのテレ側を押すとヘルプが表示されるのも便利だ。
再生はマルチセレクター下にある再生ボタンを押す。電源がオフの状態でも、再生ボタンを長押しすれば、再生画面で起動する。2.5インチ大画面を生かし、サムネイル表示は16コマまで可能。9コマ/4コマ表示も選べる。
1コマ表示中にOKボタンを押すと、ヒストグラムやハイライト警告、シャッタースピード、絞り値などが表示される。コンパクトデジカメだとこのあたりの表示がほとんどない場合もあるので好印象だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR