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» 2005年10月31日 22時25分 UPDATE

「ポストMD」を狙いたい――ニフティの音楽配信サービス「MOOCS」

ニフティは音楽配信サービス「MOOCS」(ムークス)の開始を記念して都内のカフェにてパーティを開催した。SDカードをサービスの中心に据え、携帯電話をプレーヤーにすることで“ポストMD”のポジションを狙う

[渡邊宏,ITmedia]

 ニフティは10月31日、音楽配信サービス「MOOCS」(ムークス)の開始を記念して東京・青山のカフェ「CAFE 246」でローンチパーティを開催した。会場には200人近い関係者が集まり、サービス開始を祝った。

photo 青山のCAFE 246
photo 会場には多くの人が詰めかけ、足の踏み場もないほどに

 MOOCSはSD-Audio形式で楽曲を配信するサービスで、1曲の価格は150円ないし200円。10月31日のサービス開始時点でエイベックス ネットワークや東芝EMI、ビクターエンタテインメントら18社が楽曲を提供しており、今後も徳間ジャパンコミュニケーション、日本クラウン、BMG JAPANらが楽曲提供を行う。年内に20万曲の楽曲が用意される予定となっている。

 ISP/ポータルサイトが音楽配信サービスに乗り出す例としては、ExciteやYahoo! Japanなどが先行しているが、本サービスは「SDカードをサービスモデルの中心に据える」「大がかりな他社とのコラボレーション」といった特徴がある。

 配信される楽曲はSD-Audio形式であり、カードへコピーする手間は必要であるものの、購入した楽曲をすぐさま対応の携帯電話で楽しめるという特徴がある。サービス開始にあたって同社では、SDメモリーカードの普及推進役である松下電器産業らと長期にわたる話し合いを行っており、MOOCSのサイトでも対応携帯電話のリストが公開されている。

 松下電器産業の「SV-SD750V」など(レビュー)、SDメモリーカードに対応したポータブオーディオプレーヤーでもMOOCSで購入した楽曲を楽しむことはできるが、当面のところは携帯電話向けとしてのカラーを強く打ち出していく考え。「PC向けの音楽配信や着うたフルなどとは異なる、独自スタンスのサービスとして定着させたい。携帯以外の再生機器も増えるはずで、“ポストMD”を目指していきたい」(MOOCSビジネス部 プロジェクトリーダー 横地俊哉氏)

photo 携帯電話とSDメモリーカードを組みあわせるというMOOCSのサービスイメージ

 「SELECT MOOCS」と題した他社とのコラボレーションも積極的に行う。既報(関連記事)の通り、InterFMやスペースシャワーTVと共同で番組を制作、FMやCS放送で見聞きした曲をMOOCSで購入してもらうというフローを作り出す。

photo パーティーの司会はMOOCSとInterFMの共同番組、「MOOCS Push」のナビゲーターを務める杉岡芳樹氏と、「MOOCS Express」のナビゲーターを務める船守さちこさん

 また、MOOCSのライブラリーソフト「MOOCS PLAYER」からはインターネットラジオ「i-Radio」のリスニングも可能となっているほか、i-Radioのパーソナリティを務めるミュージシャンのブログもニフティの「ココログ」で展開する。そのほか、雑誌「GQ」、セレクトショップ「BEAMS」、カフェ「CAFE 246」「WIRED CAFE」「Cafe Apres-midi」、クラブ「duo MUSIC EXCHENGE」との共同企画も今後行われる予定となっている。

photo 鈴木亜美さんやw-inds.など、アーティストからお祝いのビデオレターも到着

 ニフティの古河建純氏(代表取締役社長)は「新サービスのオープンというといつも不安だらけだが(笑)、MOOCSは大丈夫だと思っている。非常に楽しみ。MOOCSでニフティのイメージを変えたい」「@niftyのイメージは“安心・安全”、MOOCSのイメージは“楽しく”。MOOCSは単なるいちサービスではなく、ひとつのブランドとしてやっていきたいと考えている」とMOOCSに大きな期待を寄せる。

 同社ではSDメモリーカードを利用したサービスをより充実させていく考えで、古河氏も「SDメモリーカードの容量も大きくなり、利用される機器も携帯電話だけにとどまらない幅広さを見せている。今回は音楽配信だが、将来的には動画の配信も検討したい」としている。

photo 会場には至る所にアフロヘアーのカツラが。理由はサイトにて

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