・シアターブラック2
基本はシアターブラック1と同じ。しかし、映画ソースを特に意識し、RGBでは表現できない“フィルム上では存在していたハズの色”を推測して元に戻すための処理が施されるという。加えてデフォルトの色温度は5500度と、映画館のプロジェクターと同じ値(キセノンランプの色温度)に設定される。
ただし、実際に映像を見ると、ほとんど恣意的な色の操作は感じられない。空のヌケの良さや新緑の美しさを表現する部分、あるいは夕景などで若干のチューニングが行われているように見えるが、彩度だけを強調するといったような単純なチューンではないようだ。
映画ソースを映画らしく見るには、良いモードだが、シアターブラック1に比べると、わずかだが白ピークの伸びが落ちる。これは色温度設定の違いによるものと思われ、別途、色温度を6500度に変更すると輝度は回復する。
シアターブラック2の色操作を生かしたまま、シアターブラック1のようなさわやか系の絵が欲しいならば、シアターブラック2を基礎に色温度を変更してユーザーメモリに登録しておくといい。
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