パイオニアの「DVR-DT90」は、3波対応デジタルチューナーと500GバイトのHDDを搭載したパイオニアのフラグシップモデルだ。もちろん地上波アナログチューナーも内蔵しており、デジタル放送とアナログ放送の2番組同時録画が可能。さらにDVD-R DLのCPRMメディアをサポートしたことで、デジタル放送の長時間録画を実現している。その実力を詳しく検証していこう。
外観は、旧モデルにあたる「DVR-920H-S」から継承したシンメトリーなデザイン。左右の大きめの丸いボタンは、左が電源、右が録画ボタンだ。前面はすっきりしていて、下部のカバーにはヘアライン加工が施されている。ハイエンドAV機器らしい、高級感を感じるデザインだ。
入出力端子は、欲張ってもいないが、必要なものはそろえてある。出力系は、コンポジット/S端子+音声、D端子+音声、HDMIを各1系統に光デジタル音声が1つ。D端子はD4まで対応する。一方の入力系は、コンポジット/S端子+音声が3つ(前面に1つ)。前面にはDV入力も備えており、DVカメラからのダビングも可能。ただし、ソニー「RDZ-D90」のようなハイビジョンダビングには対応していない。
リモコンは、従来製品と同様の多ボタンタイプ。多くの機能を1ボタンに割り付けており、全てのボタンに機能名がシルク印刷されている。わかりやすいといえばわかりやすいが、少々煩雑な印象も受ける。このリモコンはこのままで、機能絞り込んだシンプルリモコンのようなものも付属するとよいのではないだろうか。
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