ITmedia NEWS >

パイオニア、ノイズに強い新方式のリアワイヤレス5.1chシステム

» 2006年04月04日 14時33分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは4月4日、5.1chサラウンドスピーカーシステム「HTP-S3」を4月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万前後の見込み。

photo 5.1chサラウンドスピーカーシステム「HTP-S3」

 新製品はリアスピーカーに無線伝送を採用し、設置の自由度を高めた「HTP-S2」(レビュー)の後継機種。2.4GHz帯の電波を利用したデジタル伝送方式である点にかわりはないが、新たにDSSS(Direct Sequence Spread Spectrum:直接拡散方式)を採用することによって、外部ノイズからの耐性を高めたという。

 製品のパッケージ構成はHTP-S2と同様で、総合最大出力210ワットの5.1chアンプにブックシェルフ型のフロント/センタースピーカー、バスレフ式のサブウーファー、それにワイヤレス対応のリアスピーカーとトランスミッターが含まれる。

 アンプはDolby Digital、Dolby PrologicII、DTSなど各種のサラウンドフォーマットに対応するほか、MPEG-2 AACのデコーダーも搭載しており、デジタル放送の5.1chサラウンドも楽しめる。フロントスピーカーとサブウーファーだけで疑似的に5.1chを作り出す「ドルビーバーチャルスピーカー」機能なども備える。スピーカーには、ユニットに独自の角度をつけることで間接音も利用する独自「DIRECT DIFFUSE」を搭載した。

 色分けされた端子を差し込むだけで接続が完了する「ワンタッチスピーカー端子」や、利用する部屋の広さとリスニングポジションを選択だけで最適な設定が行える「ルーム設定機能」なども備え、使いやすさも向上させた。

 サイズはアンプが210(幅)×78(高さ)×321(奥行き)ミリ、4.5キロ。フロントスピーカーが105(幅)×157(高さ)×83(奥行き)ミリ、0.8キロ、リアスピーカーが202(幅)×80(高さ)×79(奥行き)、0.8キロ。トランスミッターが166(幅)×56(高さ)×112(奥行き)ミリ、0.3キロ、リアスピーカーが461.5(幅)×176.5(高さ)×95(奥行き)ミリ、2.9キロ。サブウーファーが150(幅)×258(高さ)×329.5(厚さ)ミリ、3.5キロ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.