レビュー
» 2006年05月09日 02時54分 UPDATE

レビュー:「いいとこ観」を装備したダブルハイビジョン録画「Wooo」(後編) (1/3)

日立製作所のWooo新製品「DV-DH1000D」は1TバイトHDDとダブルデジタルチューナーを搭載したハイエンドモデル。基本機能とダイジェスト再生機能を紹介した前編に続き、後編では編集機能とダビング機能を中心に検証していこう。

[坪山博貴,ITmedia]

 前編では、日立製作所「DV-DH1000D」の基本機能とダイジェスト再生機能の「いいとこ観」を紹介した。後編では編集機能とダビング機能を中心に見ていこう。

photo 試用機は、1TバイトのHDDを搭載した最上位モデル「DV-DH1000D」

 前回お断りするのを失念していたが、本製品は5月下旬発売予定のため、今回レビューに用いている機材は試作機だ。マニュアルも参考に可能な範囲で正確な情報を記事としてまとめているが、編集機能などの細かい部分には製品版と若干異なる可能性がある点はご了承頂きたい。

チャプタベース、一括部分カットが可能な編集機能

 DV-DH1000Dの編集機能は、大きく分けて「チャプタ編集」「チャプタ単位での削除」「部分削除」「番組分割」「プレイリスト」となる。「プレイリスト」以外は「ディスクナビゲーション」画面から編集対象にする番組を選択し、「べんり」ボタンを押して編集画面を呼び出すスタイルだ。

photo 編集機能は基本的にディスクナビゲーションから「べんり」ボタンで呼び出す
photo プレイリストのみがテレビ視聴状態から呼び出すようになっている
photo 「番組分割」の操作画面。分割位置を指定して実行するだけなので、あえて機能解説はしないが、この画面でも特殊再生やチャプター間移動機能は利用できる。このため「飛ばし見」を設定して録画した番組では、CM部分で分割するといった作業も比較的容易に行える

 「チャプタ編集」はメニューからは「チャプタ作成」として呼び出すが、もちろんチャプターポイントの追加のほかに削除も可能。チャプターポイントは横長のバーに設定位置が表示されるほか、サムネイルでも確認できる。また、コマ送りやスロー再生、早見/早戻し再生、チャプター間移動など、通常再生時とほぼ同じ操作が可能になっており、チャプターポイントを設定したいシーンを探すのに苦労することはない。

 ただし、TS録画した番組は処理する情報量が多いためか、コマ送りはリモコン操作にリニアに追従しないことが多く、スロー再生を活用した方がストレスなく作業が行える。また、設定済みのチャプターポイントを移動することはできないので、チャプターポイントの微妙な調整を行う場合には、チャプターの削除→作成という作業をすることになる。

photo 「チャプタ作成」を呼び出したとき、チャプター単位でのサムネイルが未作成の場合は、数秒から数十秒も待たされた。操作を受け付けないので、一瞬ぎょっとしてしまった
photo チャプター編集作業は相対的な位置やサムネイルを参照しながら行える。「飛ばし見」が有効に録画された番組ではこのようにどの部分がCMなのか、といった点も把握しやすい

 独特なのは、TS録画した番組にはチャプターに“スキップ”という属性を設定できること。設定されたチャプターは再生時に自動的に飛ばされるので、任意の部分を「飛ばし見」するようにできるともいえる。後述するが、TS録画した番組は部分削除をしてもHDDの空き容量は増加しないので、単に不要部分を毎回手動で早送りするのが面倒な場合には、この機能を使ったほうが良さそうだ。また、ダビング時にも有効なので、もっとも手軽なCMカット作業として利用することもできる。

 チャプター編集に限らず、編集の最小単位はGOPになるようだ。マニュアルにも編集単位は0.5〜1秒という記述があるので間違いないだろう。GOPは原則として0.5秒だが、やはりCMカットレベルでも少々不満は感じる。同機のようにTS録画を中心に行うレコーダーの場合、結局DVDへダビングするときにはフレーム単位のチャプター処理が可能なVRモードによるダビングになるので、できればフレーム単位の処理が望ましい。

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