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3CCD搭載の“Everio”が登場、カラフルな低価格モデルもラインアップ(1/2 ページ)

» 2006年05月09日 20時27分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターは5月9日、HDDムービーカメラ「Everio」シリーズの新製品として、3CCD搭載の上位モデル「GZ-MG505」とエントリーモデル「GZ-MG47」を発表した。3月に投入した「GZ-MG67/77」と合わせ、「第3世代Everioのラインアップが完成した」(同社モバイルAV事業統括兼カムコーダーカテゴリー長の中沢隆平氏)。6月上旬から順次発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭ではGZ-MG505が16万円前後、同MG47が10万円前後になる見込みだ。

photo 「GZ-MG505」のソリッドブラック
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 3CCDのEverioは、2005年6月発売の「GZ-MC500」以来だ。CCDは133万画素×3と同等で、静止画撮影で画素ずらしによる500万画素撮影をサポートしている点も同じ。ただし、マイクロドライブを使用していたGZ-MC500に対し、MG505は30GバイトのHDDを内蔵。また2.7型ワイド液晶モニターや、専用DVDライターとの連携によるPCレスのDVD作成など、使い勝手は大きく向上したという。同社では「GZ-MC500のパフォーマンスとGZ-MG77の使いやすさが融合したニューモデル」(同社)と位置付けている。

photo 「GZ-MG505」のシルバー
photo 操作部

 またGZ-MG505では、CCDの固着方式に業務用カムコーダーなどに使われる「クサビガラス固着方式」(フジノン特許)を採用した点も新しい。一般的な民生用の3CCD方式では、光を分離するプリズムにCCDを直接貼り付けるが、この場合は製造時の精度によって色ズレが発生することがある。一方、CCDとプリズムの間にクサビ型のガラスを挟み込むクサビガラス固着方式では、6軸方向(回転、フォーカス、水平、垂直方向の位置と水平・垂直のアオリ調整)の調整が可能になり、精度の向上が期待できる。

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photo プリズムの周りに3枚のCCDを固着させた3CCDユニット(左)。クサビガラス(右)
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