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» 2006年07月11日 10時53分 UPDATE

っぽいかもしれない:ロボットで人間を救え! レスキューロボットコンテスト (1/3)

神戸で「第6回レスキューロボットコンテスト」の予選会が開催された。同コンテストは、大規模都市災害における救命救助活動を題材としたもの。高校生を含む19チームが参加した。

[こばやしゆたか,ITmedia]

 7月9日、神戸サンボーホールで、「第6回レスキューロボットコンテスト」の予選会が開催された。

 レスキューロボットコンテストは、大規模都市災害における救命救助活動を題材としたものだ。設定されているストーリーは次の通り。

 ここは『国際レスキューロボット研究所』*1。この研究所では、レスキュー技術の評価と訓練のために、コンテスト形式で実験が行われている。研究所内には、大地震で倒壊した市街地を模擬した6分の1スケールの実験フィールドが用意されており、今まさにレスキュー訓練が開始されようとしている。今回の状況設定は次の通りである。

  • 状況1)瓦礫の中には実験用レスキューダミーが数体用意されている。
  • 状況2)二次災害の恐れがあり、人間が立ち入ることはできない。

 そこで、遠隔操縦のレスキューロボットの出動だ。ロボットから送られる映像をたよりに、一刻も早く瓦礫や障害物を取り除き、レスキューダミーを優しく助け出し、安全な場所へ運ぶことが任務である。

(パンフレットより)


photo 競技フィールド。左右対称な2つのフィールドからなっている

 レスキューロボットコンテストの特徴として、実際に助け出す作業を対象にしているということがある。

 実際の救助活動(いわゆるレスキュー)は、要救助者を探し出すというSearchのフェーズと、探し出した要救助者を救い出すというRescueのフェーズとに分かれる。注目を浴びるのはRescueフェーズだけど、時間がかかるのはSearchのほうだ。しかも危険性も高い。だからそこをロボットにやらせよう。先日のIRS-Uの訓練にしても、Robocupレスキューにしても、このような考え方からロボットはSearchを行うものになっている。

photo 和歌山大学 光メカエレクトロニクス学科「紀ノ国」チームの2号機「キノッピ」。ダミヤンをUFOキャッチャー式に高くつり上げるという、ちょっと手荒な技でもちあげる。しかし、それをベッド部分に寝かしたあとは、上に布団(写真の茶色の柄に見える部分)を掛けるという優しさも併せ持つ不思議なロボットだ。「紀ノ国」は時間内に3体すべての救出に成功したチーム2つのうちのひとつだ

 でも、レスキューロボットコンテストは、あえてSearchとRescueの両方のフェーズを対象にしている。Robocupレスキューもそうなのだけど、Searchを目的とした競技会は、観戦するには地味なのだ。フィールドの中をロボットがごそごそ動き回っているだけで、今なにが起きているのかが見てる人にはわかりにくい。その点、Rescueはとにかくダミーをロボットで搬送するというわかりやすい動きがある。


*1架空の組織

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