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第68回 デジカメとトラブルの関係今日から始めるデジカメ撮影術(4/4 ページ)

» 2007年03月08日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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緊急事態発生!

 最後に緊急事態の話。

(1)デジカメを水に落としちゃった!

 意外に気をつけていてもやりがち。そんなとき、「試しに動くかどうかスイッチを入れてみよう」は厳禁。

 まずやるべきはそれまでに撮ったデータの保全。メディアを抜いて、乾かそう。メディアが濡れてなければまずそれまでに撮ったものは安全。

 それからバッテリーも抜く。水が変なところに入り込んで漏電したら怖いから。

 そして、放置する。24時間以上放置して乾かしたら試しに動かしてみてもいいけど、メディアは抜いておくこと。できたら修理に出した方がいい。

(2)記録できないっ

 もしSDメモリーカードを使っているなら、カードを抜いて、スイッチが「ロック」になってないかチェック。ものによっては、ロックのスイッチが緩くて知らず知らずのうちに入ってしまってることも。

SDメモリーカードは「ロック」機能を持っている。このスイッチがなんらかの拍子でずれちゃうと
こんな風に撮影できなくなる

(3)メディアが壊れた?

 「このカードは使えません」とか「記録できません」といわれたとき、試しにメディアを何度も抜き差ししてみよう。接点の汚れが原因ならそれで直ることも。

 撮影中にそうなってしまい、メディアを抜き差ししても直らない場合は、それ以上余計なことはしない。それまでに撮った写真の保全に走るべし。

 パソコン上でも読み込めないとなったら「メディアレスキューソフト」(壊れたメディアから画像を救出するソフトがある。メディア自体が壊れてなければ、それで救出できる可能性が高い)を使うか、「データリカバリーサービス」(結構お金がかかる)にお願いすること。自分であれこれよけいなことをして、救えるデータも救えなくなったら元も子もない。

 デジカメ用の「レスキューソフト」(救出ソフト)には何種類もあるし、たいていはダウンロードして試すことができる。試してみてうまくいきそうならお金を払い、本格的なデータ救出というのが賢い手だ。わたしも2つ3つ持っており、何度か世話になった、が、どれがいいか、どういうケースでどれが復旧してくれるか、こればかりは迂闊なことがいえないので、ご自分でお探しください、ということで。

 ちなみに、メディアが壊れて記録できなくなる、記録が失敗するというケースはまれにだが確かにある。できれば予備を持つ、信頼できるブランドのものを使うなどの自衛策はした方がよい。

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