レビュー
» 2007年04月11日 11時51分 UPDATE

レビュー:日常を撮るならカジュアル派、それとも本格派? HDムービーカメラ「GZ-HD7」「DMX-HD2」2機種を試す(前編) (1/3)

日本ビクターのEverio、三洋電機のXactiは、デジカメでもビデオカメラでもない独自の分野を開拓してきた。HDにも対応した両モデルだが、その方向性はかなり違ってきているようだ。最新機種「GZ-HD7」「DMX-HD2」を比べてみた。

[浅井研二,ITmedia]

 ビデオが撮影できるカメラといえば、一昔前は一般的なビデオカメラのみを指していたが、現在ではその範囲が大きく広がっている。携帯電話の内蔵カメラでも動画は撮影可能だし、もちろん、デジタル(スチル)カメラも然りだ。特に、動画撮影に重きを置いた“デジカメ”に関しては、ただ単に撮れるだけではなく性能面でも充実しており、徐々にビデオカメラとの差はなくなりつつある。

 今回紹介する日本ビクターのハードディスクムービー「Everio GZ-HD7」と、三洋電機のSDムービーカメラ「Xacti DMX-HD2」の2機種は、いずれもビデオが撮影できるカメラだが、両者のコンセプトにはかなり違いがあり、並べて論じるべきものではないかもしれない。特に「GZ-HD7」は3CCD機「GZ-MC500」からさらにハイエンド志向を推し進め、スタイル・性能とも、HDVカメラに交じっても“本格派ビデオカメラ”と呼べる位置づけへとシフトしている。

photo 1980×1080i撮影を実現した新Everio「GZ-HD7」。開閉式の液晶モニターとファインダーの双方を備えるなど、シリーズの独自性は薄められ、いかにもビデオカメラという様式を踏襲している

 しかし、Everioシリーズはそもそも、初代モデルから縦型/横型のコンパクトボディを提供することで、“日常のスナップを切り取る”というテーマを追求してきた。つまり、本来のコンセプトはXactiと同様である。「気軽に」と「高精細」を両立させた結果として、これほど大きな方向性の違いが生じていることは興味深い。

 また、「DMX-HD2」に関しては、コンパクトな本体サイズや手頃な価格が最大の売りであり、画質に過度な期待を抱くべきではないが、それでもビデオカメラとしての品質が注目されることも確かだろう。1280×720/30pというHD撮影での画質はどの程度のものなのか、実際に本格的なビデオカメラと並べて比較した場合、どれほどの差が出るものなのか、と。

photo コンパクトサイズながら1280×720/30fpsの動画撮影が可能なXacti「DMX-HD2」。ドッキングステーションを利用すれば、テレビとのHDMI接続も可能だ


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