前回(→官能的なポータブルプレーヤー「iPod touch」――スタンドアロン機能編)はiPod touch単体でどんなことができるかチェックしたが、iPod touchの「タッチパネル」に次ぐ特徴はもちろん「Wi-Fi」対応。インターネットにつないでいろいろとオンラインで楽しめる。
とはいえ、何でもかんでもできるワケじゃない。できるのはiTunes Wi-Fi Storeへの接続、Webブラウズ、YouTube視聴の3種類だ。
Wi-Fiの仕様はIEEE 802.11b/g。
設定において「Wi-Fi」がオンになっていれば、Wi-Fi接続が必要になったとき、自動的にアクセスポイントを探しに行く。
複数のアクセスポイントが見つかったらずらっとリストアップされるので、そこで接続したいアクセスポイントを見つけてタップするといい。鍵アイコンがついていたらパスワード入力画面になる。WEPでもWPAでもOKだ。
一度接続したアクセスポイントが圏内にあれば、自動的にふたたびそこにつながる。この辺はよくできている。
公衆無線LANでも使えるが、サービスによってはいったんWebブラウザでの認証も必要になるので注意。
ではまずWebブラウズ。WebブラウザとしてはMacOS X標準の(3.0からWindows版も提供されている)である「Safari」。おおむねパソコンと同じ感覚でブラウジングできるが、プラグインが必要な箇所ではダメ。Flashにも今のところ未対応なので、Flashビデオを利用した動画配信サイトも見られない。
映像に関してはiPod touchがサポートする形式なら視聴可能だ。
もうひとつ重要なのは、ファイルのダウンロードやアップロードもできないということ。あくまでも「ブラウズ」用だ。
日本語表示はもちろんOK。縦横切り替えに対応しており、縦なら320×480、横にすれば480×320で閲覧できる。ほとんどのサイトはもっと横幅が広く作られているのだが、その場合は自動的に画面の横幅に合わせてページが縮小される。きれいに縮小されるので(縮小によってレイアウトが崩れることもあるが)、ケータイに搭載されているPCサイトビューワーよりずっと見やすい。
スクロールはもちろん指先でフリック。タップするとリンクへジャンプする。
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