レビュー
ノイズ知らずの多機能コンパクト――富士フイルム「FinePix F100fd」(1/6 ページ)
ひさびさにFinePixのFシリーズが面白い。富士フイルムのFinePixシリーズはオシャレ系デザイン重視フラットボディの「Z」、廉価版の「J」、高倍率ズームの「S」とあるけれども、中心となるのはやはりオーソドックススタイルで最新の技術を搭載する「F」シリーズ。
特に「FinePix F10」(以下、F10)で高感度コンパクトという新ジャンルを作り、「FinePix F31fd」(以下、F31fd)で実用的な顔認識機能を普及させた功績は大きかったが、他社が高感度時の画質を改善してきたとき、富士フイルムは画素数のアップに力を入れたこともあり、「FinePix F50fd」(以下、F50fd)は高感度時の画質で他社に迫られ、インパクトの弱い製品となっていた。
で、フルモデルチェンジして登場したのが「FinePix F100fd」(以下、F100fd)である。高感度時の画質は評価の高かったF31fdと同等だという。さらにこのクラスで待ち望まれていた28ミリ相当からの広角系ズームレンズを搭載。さらに新しく「ダイナミックレンジを400%に広げる」という新機能も搭載。
まさに生まれ変わったFinePix Fである。ワンランク上の常用コンパクト機として期待の高まる製品だ。
1/1.6インチと大きめの撮像素子がうれしい
現在のコンパクトデジカメ用CCDは1/2.3インチクラスの普及型と、1/1.6~1/1.7インチクラスのハイエンドに分けられる。
F100fdが搭載するのは1/1.6インチの1200万画素「スーパーCCDハニカムHR」。画素数は多いがその分CCDもちょっと大きめのハイエンド仕様で、CCDシフト式の手ブレ補正を搭載する。
レンズは28~140ミリ相当でF3.3~5.1の広角系5倍ズーム。このクラスで待ち望まれていたスペックである。
広角端での樽型ゆがみが少々大きいが、この大きさのズームレンズだと仕方がないところで、むしろ28ミリ相当で歪みのない描写をするデジカメは内部でデジタル的に補正処理を行っているわけであり、F100fdの場合はその辺、素直な作りになってる。
撮影最短距離は広角端のマクロモードで約5センチ。広角端以外ではあまり寄れない。
ISO感度は100~3200で、さらに画素数を3メガ相当に落とすことでISO12800相当まで上げられる。もとが12メガなので4画素をひとつにする画素混合を行っても3メガ相当を維持できるわけだ。
便利なのは、ISOオートが3種類用意されていること。上限のISO感度をどこにするかによって「AUTO(400)」「AUTO(800)」「AUTO(1600)」の3種類があり、使い分けられる。
もっとも、感度を上げるとその分ディテールが乱れてくる。特にISO1600以上になるとノイズリダクションによるディテールの不自然なつぶれが気になるが、おおむね高感度時の絵は悪くない。ISO400までなら常用できる。もっともさすがに等倍で見るとディテールの荒れや不自然さは見受けられるけど、1200万画素の絵を等倍で見るなんてそうはあるまい。
さらに新しくダイナミックレンジを広げる機能を搭載してきたのが特徴だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ソースネクスト、パスワードなぜ平文で流出 「暗号化していたが、鍵にアクセスできるシステムに侵入された」
-
2
スクエニアカウントに不正ログイン、他社で流出の情報使用か 全アカウントのパスワード強制リセットも視野に
-
3
阪急阪神百貨店などの共通ID、ほぼ全会員分漏えい 約126万件 予約サイトに不正アクセス
-
4
家電量販のJoshin、不正アクセスで一部サービス停止 個人情報漏えい「可能性否定できず」
-
5
ニフティ、54万件超漏えいの可能性 光回線の申し込みシステムに不正アクセス
-
6
BASE子会社の漏えい、約2335万人分に 209万人分はクレカ番号「先頭6桁と下4桁」「有効期限」も
-
7
「ゲオ」「セカスト」運営元に不正アクセス 公式アプリや通販を停止、メンテナンス実施中
-
8
「ふるさとチョイス」不正アクセスの疑いでサービス停止
-
9
Anthropic、社内でAIエージェントの稼働時間が人間の6倍に 技術系初級職の採用比率は27%→9%に激減
-
10
「Renta!」停止は「不正アクセスの可能性」のため 詳細は調査中、再開未定
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR