その右にF100fdと同じくホイール兼用の十字キー(クリックホイールのようなもの)があり、それでほとんどの設定をこなすデザインだ。センターキーを押して表示される円形のメニューの中にすべてが入っており、撮影モードも撮影メニューも一緒になっている。
ISO感度変更や露出補正時もまずこのホイール式メニューを表示させ、そこから「MENU」を選ばねばならない。
F100fdはちょっと上位モデルだけあって、ISO感度などを変更できるFメニューキーが独立していたり、センターキーの長押しで直接「MENU」にアクセスできたが、Z200fdはその「長押し」も使えず、撮影設定を行うにはセンターキー→ホイールを少し回転→MENUを選択……という手順が必要になる。
つまるところ、ISO感度も露出補正もできることはできるけど、普段は「フルオート」でカメラ任せで撮ってね、というカメラなのである。
ホイールで変更できる撮影モードには、フラッシュをたかないで感度を高めに設定する「高感度モード」やそれとフラッシュを組み合わせた「高感度2枚撮り」、あとは風景など一般的な撮影モードが用意されているが、面白いところでは「オークションモード」がある。最大4コマの組み写真を撮影できるモードで、指示に従って撮影していくと、VGAサイズの1枚の絵として記録してくれる。
そのままオークションなどで張り付けて使ってください、という機能だ。
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