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全方位の進化を果たしたパナソニック「DMR-BW930」(前編)画質だけじゃない(4/5 ページ)

» 2008年10月20日 20時44分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「簡単予約」では録画したい番組にフォーカスを合わせて赤ボタンを押すだけで録画予約が完結する。またDMR-BR500では「簡単予約」は録画モードがDRモード専用だったが、本機では事前に指定しておくことが可能になった。こういった細かい点をきちんと改良してくるあたりは、いかにもパナソニックだ。反面、「翌日」への1ボタン移動がなくなり、一覧からの選択になってしまった点は賛否両論あるだろう。

photophoto チャンネル別では最大で8日分を一覧可能。繰り返し予約ではカバーできないような変則的な帯番組を確実に録画予約したい場合にも便利だ。簡単予約の録画モードが「HX」になっている点にも注目(左)。簡単予約の録画モードはサブメニューからの設定が反映される
photo 翌日の番組表に切り替えたい場合にも日付選択を利用することになった。複数日分の番組チェックはチャンネル別一覧でカバーできると思うが、例えばゴールデンタイムを複数日分まとめてチェックしたい人には操作の手間が増えることになりそうだ

 一方、相変わらず電子番組表がページスクロールをサポートしていない点は、特にジャンル別表示でもったいないと思えた。ジャンル別表示は複数のチャンネルにまたがって特定ジャンルの番組を見つけ出すのに便利なわけだが、方向ボタンを押しっぱなしの高速スクロールではフォーカスしているチャンネル以外の表示をカットしてしまうので、ジャンル別表示の意味がほとんど無くなってしまうのだ。キー割当に空きがないわけでもないので、ページスクロールは是非サポートしてほしい。例えば19チャンネル/12時間表示あれば、ページスクロール1回で19チャンネルの1日分の番組をチェックできてしまう。多チャンネル一覧時のメリットも大きいと思うのだ。

 キーワードやジャンル指定での自動録画機能は備えないが、おまかせ新番組録画機能は旧モデル同様にサポート。また検索機能もジャンル別やキーワード、電子番組表からピックアップされた人名での検索に加え、フリーワードでの検索も可能になった。文字入力は携帯電話の数字キー入力に近いもので快適とは言えないが、入力したキーワードは保存して再度番組検索に利用できる。複雑な条件は指定できないが、自動録画に用いる訳ではないのでこれでもかなり便利になったと感じる。

photo フリーワード検索が追加された。もちろん旧モデルに搭載されていた検索機能も継承している
photophoto 「釘宮理恵」は人名でピックアップされていたが、「能登麻美子」はピックアップされていないのでフリーワードで追加。フリワードでの検索は複数登録した場合にはいずれかか(or条件)を含んだ番組を検索する
photophoto 検索の実行画面。このように人名検索ではピックアップされない出演者名でも番組が検索できる(左)。番組検索でも放送波の絞り込みができる(右)

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