では、ユーザーインタフェースから見ていこう。トップメニュー(ホームメニュー)はちょっと懐かしい感もある9分割メニューだが、デザインや文字品位は悪くない。大画面テレビで見ても貧相な印象は受けないだろう。また録画番組一覧(ディスクナビ)、電子番組表、予約録画機能などはリモコンに直接呼び出すボタンがあるので、日常的にトップメニューを呼び出すことは少ない。
画面表示へのアプローチもおもしろい。HD解像度とSD解像度の表示を明確に切り分けており、HD解像度用に表示を設定すると電子番組表、録画番組一覧、静止画一覧は大幅に情報量が向上する。要するに、ほかの画面はSD解像度仕様のままなのだが、トップメニュー同様に大画面テレビで見ても画面品位自体は悪くない。ただ、予約録画一覧もどうせならHD解像度表示をサポートすればいいのに……とは思う。
電子番組表はチャンネルが縦軸、時間が横軸に表示されるのが基本だが、HD解像度表示時はラ・テ欄タイプの表示も可能で、1画面で9チャンネル×6時間と地上デジタル放送のチャンネル数が多い東京地区でもNHK+在京キー局+東京ローカル(東京MX)を1画面に納めることができる。ちょっと操作ステップがまどろっこしいが、日時指定を呼び出すと6時間単位でスクロールさせたり、同じ時間帯で日にちだけを移動することも可能だ。なお、地上アナログ放送の電子番組表はサポートしていない割り切った仕様になっている。
録画番組一覧は、HD解像度ではリスト形式、サムネイル形式ともに18番組を一覧可能。事前にサムネイルは作成しているようで、サムネイル形式でも一覧表示が早いのは魅力だ。
本機はUSBマスストレージ接続したデジカメやメモリカードリーダー経由で静止画をHDDへ取り込めるが、その静止画一覧は12列×6段と1画面で72枚のサムネイル表示ができ、こちらも一覧表示は高速。静止画一覧はオマケ的な機能だが、動作が速いと使う気になるから不思議だ。
では、操作性はどうだろう。
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