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» 2010年04月14日 08時00分 UPDATE

山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」Vol.45:基本性能アップ、録画テレビとしての魅力も増したプラズマ“Wooo” (1/2)

アナログ停波が1年後に迫った2010年春。各社ともに全力投球で開発に当たったと思わせる魅力あふれる製品がずらりと登場した。今回はその中から日立製作所の最新プラズマテレビ「P50-XP05」を取り上げる。

[山本浩司,ITmedia]

 地上アナログ放送の完全停波が1年後に迫り、エコポイント制度の継続やフルHD3D対応テレビの発表などで、わが国の薄型大画面テレビ市場は、不況風吹きすさぶ中、空前のにぎわいが続いている。そんな状況下、この春各社から薄型大画面テレビのニューモデルが続々と発表された。筆者はそのほとんどを目にする機会を得たが、なるほど市場の活況に応えるべく各社ともに全力投球で開発にあたったと思わせる魅力あふれる製品がずらり勢ぞろいした印象だ。今月から何回かに分けて、それら注目製品を少しずつ紹介していこうと思う。

photo 日立製作所“Wooo”の最新プラズマテレビ「P50-XP05」

 今回採り上げるのは、話題のフルHD3Dテレビではなく、日立製作所“Wooo”の最新プラズマテレビ「P50-XP05」だ。フルHD 3Dについては、まだ市販のBD ROMが発売されておらず、メーカーのデモソースしかない状況であれこれインプレッションを述べても仕方ないだろう。もっともフルHD 3D(対応)テレビは、3D対応を果たすことで副次的に通常の2D画質がぐんと向上していることは確かで、来月以降、詳細を述べてみたいと思う。

 さて、日立のP50-XP05をここで取り上げたいと考えたのは、いうまでもなく画質がきわめて良くなり、なおかつ録画テレビとしての魅力度がひときわ上がったと思ったからだ。

 日立の発表資料によると、録画テレビ市場は急速に拡大しているようだ。2008年春、録画テレビの機種数は11だったが、2010年1月には49機種にまで増え、それに伴い2008年12月に13.6%だった録画テレビの台数構成比は、2009年12月には21%まで伸長したという。

 確かに一度録画テレビを使ってみれば、その便利さに誰もが納得するはず。ラインアップの拡充とともに録画テレビの快適さに多くの人が目覚め、その声が市場を大きく牽引し始めたのだろう。

 録画テレビの先鞭をつけた日立は、この春、録画機能を充実させたXP05、HP05、H05を登場させた。ハイエンド・ラインとなるXP05シリーズは、50V、46V、42V型のプラズマと37V、32V型の液晶(どちらも視野角で有利なIPSタイプ)で構成されるが、ぜひ注目してほしいのがパナソニックからパネルの供給を受けた500万:1の驚異的なコントラスト比を誇るプラズマ・タイプだ。

photophoto リモコン。録画再生関係のボタンがまとまっている

 では、まず全モデル共通の録画機能の充実ぶりから見ていこう。Woooは内蔵HDDとカセット型リムーバブルHDDの「iVDR-S」との連携、そして「X-CodeHD」による長時間録画を推し進めてきたが、今回のXPシリーズでもその姿勢に変りはない(そろそろBDレコーダー対応してほしいと思うが)。使い勝手の面で大きく向上したのは、地デジ用チューナーを3基に増やし、2番組同時録画中でも視聴チャンネルが自由に選べるようになったこと。内蔵HDDの容量は320Gバイトと昨年モデルよりも容量ダウンしてしまったが、画質面で感心したMPEG-4 AVC/H264の4倍録画モード「TSX4」を使えば、約128時間のハイビジョン録画が可能なわけだから、これでじゅうぶんという方がほとんどかもしれない。

 新たに投入された録画番組を自動で分類してくれる「ワケ録」機能にも注目したい。これは同じ番組タイトルが2つ以上あると自動的にフォルダを作成してくれる機能で、番組検索がよりいっそう簡単に行なえるようになる。加えてカセットHDDへフォルダごとの一括ダビングもできるようになった。DLNA環境が構築されていれば、アイ・オー・データ機器のNAS(Network Attached Storage)「HVL1/HVL4」シリーズへの出力も可能だ。

photophoto 録画番組の一覧画面(左)。DLNAでネットワーク内のコンテンツにアクセス(右)
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