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» 2012年10月19日 15時00分 UPDATE

オーディオ&ホームシアター展 2012:オラソニックの新展開、アルミに身を包んだ小型オーディオ「NANOCOMPO」を公開

“Olasonic”(オラソニック)が新コンセプトの小型オーディオ「NANOCOMPO」を発表。PCオーディオを意識したコンパクトなアンプや単体DAC、CDトランスポートなどを用意した。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 “Olasonic”(オラソニック)ブランドのスピーカーを販売する東和電子は10月19日、「オーディオ&ホームシアター展 2012」で会見を行い、小型オーディオ「NANOCOMPO」を公開した。DAC内蔵のステレオアンプなど、PCとの接続を強く意識したデスクトップオーディオシリーズ。2013年3月から順次発売する予定だ。

ts_oto10ola03.jpgts_oto10ola02.jpg 小型オーディオ「NANOCOMPO」と東和電子の山本喜則社長

 あいさつに立った同社の山本社長は、「ホームオーディオは右肩下がりだが、一方でヘッドフォンやPCオーディオが流行っている。小型で場所を選ばず、PCとの親和性の高い高品質オーディオ機器が求められている」と指摘。149(幅)×149(奥行き)×33(高さ)ミリというNANOCOMPOを紹介した。

 NANOCOMPOの各モデルは、共通のアルミダイキャスト筐体を使用することで、デザインの統一性と制振性の確保、さらに製造コストの抑制も狙う。また、PCスピーカーなどで培ったアンプ技術を投入し、小さくても従来の据え置き型オーディオシステムに負けない音質を確保するというのがコンセプトだ。「PCとの親和性が高く、高い大型商品に負けない音質を備える。持っているCDも活かせる」(山本氏)。

ts_oto10ola01.jpgts_oto10ola04.jpg NANOCOMPOの共通概要とアルミダイキャスト筐体

 ラインアップは、DAC内蔵ステレオアンプ「NANO-UA1」、ハイパワーステレオ・モノラル兼用アンプ「NANO-A1」、CDトランスポート「NANO-CD1」、D/Aコンバーター「NANO-D1」、そしてUSBオーディオプロセッサー「NANO-U1」。「いずれも設計に着手しており、完成度の上がったものから随時投入する。おそらくNANO-UA1が最初に出てくるだろう」(同社)。価格は未定ながら、1モデルあたり5〜10万円を想定しているという。

ts_oto10ola05.jpgts_oto10ola06.jpg 右からDAC内蔵ステレオアンプ「NANO-UA1」、ハイパワーステレオ・モノラル兼用アンプ「NANO-A1」、CDトランスポート「NANO-CD1」、D/Aコンバーター「NANO-D1」、USBオーディオプロセッサー「NANO-U1」。縦置きも可能だ

NANO-UA1

 「NANO-UA1」は、96kHz/24bit対応のUSB DAC機能付きプリメインアンプだ。入力端子は USB、同軸/光デジタル、アナログ。バーブラウンのレートコンバータを使用し、アシンクロナス転送をサポート。USBを含むすべてデジタル入力でジッターフリー伝送が可能だという。なお、入力信号はすべて192kHz/24bitにアップコンバートされる。

ts_oto10ola07.jpgts_oto10ola08.jpg 「NANO-UA1」

 アンプ部には、卵形スピーカーでおなじみのSCDS(Super Charged Drive System)を採用し、各チャンネル26ワット(4オーム)のダイナミックパワーを実現した。「SCDSのポイントは、音楽信号の波形の特性を利用したこと。小さな波では余っている電源をキャパシターにため込み、大きな波がきたときに使う」(同社)。小さな電源でも大きなパワーが取り出せる仕組みだ。「良い音には大きなアンプが必要、というオーディオの常識に真っ向から挑戦する」。

NANO-A1

ts_oto10ola09.jpgts_oto10ola11.jpg 「NANO-A1」

 「NANO-A1」は、ステレオ/モノラルの兼用アンプ。「最初はステレオで使っておいて、パワーを上げたくなったらモノラルにしてもう1台追加すればいい」という拡張性を持ったアンプだ。出力は、ステレオの場合でチャンネルあたり40ワット(4オーム)。モノラルの8オーム時なら80ワット、4オームならダイナミックパワーで160ワットに達する。入力端子はアナログライン入力のみとなっている。

NANO-CD1

ts_oto10ola10.jpgts_oto10ola12.jpg 「NANO-CD1」

 「NANO-CD1」は、アナログ出力を持たないCDプレーヤー(CDトランスポート)。新開発のオーディオ専用スロットインドライブを採用し、据え置き型CDトランスポートでは世界最小サイズという。「NANOCOMPOのサイズはこのスロットインメカで決まった」(同社)。出力は同軸/光デジタルのみ。リモコンが付属する。

NANO-D1

ts_oto10ola15.jpgts_oto10ola13.jpg 「NANO-D1」

 「NANO-D1」は、最大192kHz/24bitに対応した単体USB DACだ。入力端子はUSB、同軸デジタル、光デジタル。バーブラウンのレートコンバーターを使用し、USBを含むすべてのデジタル入力をジッターフリーとした。入力信号はすべて192kHz/24bitへアップサンプリング。96kHz/24bitまでならドライバー不要で利用できる。

NANO-U1

ts_oto10ola16.jpgts_oto10ola14.jpg 「NANO-U1」

 「NANO-U1」は、「PC以外では世界初のUSBオーディオ出力を備えた“USBオーディオプロセッサー”」(同社)だ。光デジタルやアナログの入力ソースを最大48kHz/16bitのPCM信号としてUSB端子から出力する。これにより、同社の「TW-S7/S5」などのUSBパワードスピーカーの用途を拡大するという。5ボルト、500mAの電源出力にも対応しているため、USBバスパワーで駆動するUSB DACなどと組み合わせることもできる。また、音楽ソースとしてPCを併用することも考慮してUSB入力も備えた。

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